●口実＃2 ページ32
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前半戦が終わり、MCに入る。いつもと違うのは、きょもが隣にいないこと。少し変に思って水を飲みながらきょもを横目で見ると、私をガン見していた。
それも少し怒ったような顔で。
何をしたのか身に覚えがないので、思わず目をぱちくりとさせてしまう。あれ、本当に記憶にないんだけど。
何かしたかな、と少々考え込んでいると、「なあ！」という声とともに肩を揺すられた。
『えっ、なに』
森本「話聞いてなかったでしょ」
『ごめん。何の話してたの』
田中「だーかーらー！」
「きょもがAに言いたいことあんの！！」とクソデカボイスで樹に言われた。……言いたいこと？それって、さっきから私を睨んでいる理由のことだろうか。
だとしたら、少し身構えてしまう。傍から見ると無表情で何も考えていないようだが、心の中では少なからず不安が広がっている。
みんながきょもを見つめる中、当の本人は不服そうに「さっきさ…」と話し始めた。
京本「外周移動あったじゃん？その時、Aがいたところ男性ファンばっかりでさ？……まあ、うん……」
田中「妬いた、って？」
『そんなのたまたまじゃん』
京本「そうだけどそうじゃないの！！」
『はあ？』
さっきまで不安がっていた自分がバカバカしく思えてくる。結局きょもは何が言いたいんだろう。
今まで言いづらそうにしていたが、なにかが吹っ切れたように、その「そうだけどそうじゃない」理由を語り出した。
京本「俺いつもAと一緒にファンサするでしょ？だからA見てたら、なんか男の人ばっかりにファンサしてるし、俺の方全然見ないし」
田中「まあ、つまり、Aとファンサしようと思ってたけど、Aは男の人がたくさんいるところでファンサしていたからムカついた、って感じ？」
京本「そういうこと！！」
『え、ごめん一言いい？』
なんとなく言いたいことは分かった。私とファンサしたかったのに、きょもを探すどころか男性ばかりにファンサしていたからヤキモチを焼いたってわけか。
でもさ、え、言っていいよね？
『ライブに来てくれてるんだから、そのくらい別によくね？』
�眞蓮屮廟杵澄�
私怒られる義理ねえぞ。
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ティー(プロフ) - ひなたさん» いつも温かいコメントありがとうございます！毎回更新鬼遅くて申し訳ないです、、一日でも早く更新できるよう頑張ります☺️ (2022年10月5日 13時) (
レス) id: 100798e6ad (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 久しぶりです(๑•̀ㅁ•́ฅ✨定期的に見たくなって読ませていただいてます。毎回感動してます😭自分のペースで更新頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2022年8月3日 20時) (レス) @page46 id: 554c15bc5e (このIDを非表示/違反報告)
ティー(プロフ) - ひなたさん» コメントありがとうございます！今も尚読んでいただけてとっっっっても嬉しいです！！！！これからも頑張りますのでよろしくお願いします(๓´˘`๓) (2022年6月1日 19時) (レス) @page39 id: 100798e6ad (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - やっぱり面白いですね!いつも更新されると嬉しい気持ちでいっぱいです( ¨̮ )💕 (2022年6月1日 18時) (レス) id: 554c15bc5e (このIDを非表示/違反報告)
ティー(プロフ) - ひなたさん» 返信遅くなってすみません。いつもコメント頂きありがとうございます！！！今日からまた更新頑張ります*(°̀ᗝ°́)و (2022年6月1日 11時) (レス) id: 100798e6ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティー
| 作成日時：2021年5月6日 22時
