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最初の試練 ページ3

A「ここは、、どこ?」


目を開くと、そこには一枚の紙と3色のボタン。


暫くその光景を眺めていると、無機質なアナウンスが流れた。


『これから、【最初の試練】を行います。』


最初の、、試練?


『また、この試練はペアで受ける試練です。姿は見えないペアと協力し、その部屋からの脱出を試みてください。制限時間は10分。』


、、、ひとまず、ペアが誰なのか、確認しないと。


部屋にはボタンと紙以外にトランシーバーがあった。


A「あなたはこの試練でのペアですよね?誰ですか。」


ラ『って、Aか?、、なら、一安心だな。まぁ、ゆっくりしてらんないけどな。』


A「せやな、ひとまず質問。そっちの部屋には何があるん?」


ラ『えっと、紙と3色のボタン、、だな。』


A「私のとこも同じ。ほな、紙見よか。」


えーっと、、これって、、


ラ『劇薬の名前、、だな。ざっと見た感じ、10個くらいの名前がある。」


少し小さめの紙にご丁寧に見やすく書いてあったのは、、ランマルの言った通りの内容。


しかも、どれもガスとして使われるものばかり、、つまり。


A「この部屋に、このいずれか、もしくは、、全てが入れられるってこと、、?」


ばっと顔をあげて部屋を見回す。すると、、上の方には通気口があった。


ラ『マジかよ!?やべぇ、、で、どうすんだ?』


ぺらりと紙を裏にする。するとそこには問いがあった。


問,この中で一番危険性が高いものを選びなさい。


なるほど、、そういえば、ボタンの色は何に関係するんかな、、?


また表に戻して、劇薬の名前を見る。


って、あれ、、?これって、、


A「なぁ、ランマル。この劇薬って液体の時、どれもボタンの色と同じ色や。」


ラ『なるほどな、つまり、、答えは青だな!』


A「そういうことや!」


そして私たちは青色のボタンを押した。


すると、扉の方から、ピピッと機械音がした。


恐る恐る扉のドアノブを回し、押す。


カチャと音を立て、扉は開いた。


そして、外に出ると、向かい側から白い綿あめヘアが現れた。


「「わぁッ!」」


A「って、吃驚した、、ランマルか。」


ラ「んだよそれ、、つーか、結構暗いな。壁を伝って行くか。」


A「手ぇ繋げばええやん。」


と言って、ランマルの手を握った。


ラ「あーもう、、ん、分かった。」


すると、ふと足元にあった床が消えた。


つまり、私たちは落ちている。←

前世の記憶→←日常



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作者名:幸せ(ゝω・´★) | 作成日時:2021年6月29日 17時

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