キイロとクロ7 (ページ15)

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次の日

「どうしたの、近いよ笑」

いつも以上にぴったりくっついてお昼を食べる廉くん

【いつもこんなんやろ】

「そう？笑」

【おん、てか昨日、どうだったん？】

「海人と？」

【そ】

「どうって…普通に甘いもの食べて帰りました。」

【ふうん、楽しかった？】

「うん、楽しかったよ、ありがとうね、廉くん」

【…俺ってさ、別に嫉妬もされたくないし自分も全くしないと思っててんけど】

「うん？」

廉くんは手に持つお箸を置いて、私の方に体を向けた

「えっなに…？」

改まってそんなことをするから、なにを言うのかと思っていると

【あんな、Aのことになると、ほんっっまに余裕なくなんねん】

「えっ」

【かっこ悪いんわかってるけど、昨日めちゃくちゃ不安やった、自分でいいよとか言った癖にな】

廉くんは真っ直ぐな瞳で私にそう告げてから、決まりが悪そうに頭を掻いた

【めっちゃ重いよな、ごめん】

「ううん、そんなことない、ありがとう、嬉しいよ」

私は思わず膝立ちになって、廉くんに抱きついた

【えっちょっ】

そのまま体重を預けたら廉くんは戸惑って、後ろのフェンスに寄っかかった

「ふふっ」

【急にそういうことすんのやめてやあ】

そんなことを言いながらもちゃんと私の背中に手を回してくれる廉くん

「よしよし」

廉くんの頭を撫でると、''やめろや、俺のセリフ''って言ってその手を退けるから、そのまま体を離そうとすると

【だめ、もうちょっと】

甘々な廉くんのお出ましだ