キイロとクロ7 (ページ2)

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廉くんが送ってくれる帰宅中も、少しだけ違和感の残る心と体の感覚に戸惑いながらまだふわふわとしていた

『ん、おかえりー』

部屋に入るといつものように海人はアイスを加えてくつろいでいる

「あれ、間違えて海人の部屋きちゃった」

そのまま自分の部屋に戻ろうとすると

『えっちょいちょい！』

制服のブレザーを引っ張られ''合ってるから、ここAの部屋だから''なんて引き戻された

「ああ」

『ちょっ何、怖い、大丈夫？ぼーっとしてない？』

私の目の前に立ち、手でおーいって反応を確認する海人

「大丈夫だよ笑」

その手を退けて持っていたカバンを床に置く

『あーさては、今日が幸せすぎたのかあ～～』

「へ？」

『レンレンのお誕生日、お祝いできた？』

「ん？うん、できたよ」

『…ふうん。楽しかったんだ』

「まあ」

少し静まった部屋は居心地が悪くて、海人に察されるのが怖くて早々に部屋から追い出した