キイロとクロ5 (ページ38)

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【…ふっ、どかないの？笑】

「えっあっごめ…！」

その言葉とともに急いで廉くんから離れようとすると、次に彼は両手で私の腰に手を回してお腹に顔を埋めた

【嘘、このまんまでいよ】

「えっ」

【ドキドキするっしょ】

「…ちょ」

【Aやわらけえ】

お腹にスリスリと顔を擦り付ける廉くんはなんだか可愛くて、私はそのまま廉くんの髪の毛を撫でた

すると彼はまた私を見上げて、少しだけ顔を近づけた

その時

キーーーンコーーーンカーーーンコーーーン

「あっ」

【くわ～～～、いいタイミングだなあ】

「やめてよ笑」

【フハハっ、教室戻ろか】

「うん」

そうして私たちは広げていたお弁当を回収し、教室へと向かった