僕らのこと-2- (ページ8)

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あれから季節は巡り、また彼女と別れた季節がやってきた

Aが旅立ってから、君とは連絡を取っていない

取れないわけじゃない

ただ、君は僕のために、自分のために

一つの区切りを残していったんだと思うと

ちょっとやそっとのことでは君の声を聞くことなんてできなかった

僕が君を、好きすぎるから。

更なる忙しさの中でも、あらゆる媒体を通して君の姿を目にする日々

あの頃も今も、追いつきたくても追いつかない場所で君は頑張ってる

にしても、6人の楽屋はいつも通り騒がしい

岸「KEYSさんすげぇ、見てよ、また綺麗になってる」

岸くんはAのグループの大ファン

廉「ほんまやなぁ、ええ体や」

『おい！』

海人「焦ってる～～笑」

ニヤニヤと僕を指差す海人

神宮寺「俺の女にーって？笑」

岩橋「どうする、向こうでめちゃめちゃイケメンに口説かれてたら」

廉「うわぁ、ありそやな～」

海人「でも付き合ってないじゃん」

末っ子の言葉が胸に突き刺さる

こうやってみんなは僕をいじめる

神宮寺「海人、紫耀の顔見てみ」

海人「ええっ、怒らせた...っ」

廉「当たり前やろ」

『うるさいなー』

海人「でも、俺らも早く向こう側に行きたいね」

海人がぼそっと呟く一言

いつかその舞台に立ちたいと、僕らは強く思ってる