僕らのこと-2- (ページ44)

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それから約1ヶ月が過ぎた頃、Aから連絡が来た

走って彼女の元に向かうと、眠る父親の目の前で立ち尽くす彼女の小さな背中が視界に入る

足音に気がついて振り返ったAは、真っ赤になった瞳で僕を捉えた

駆け寄り、Aを優しく抱きしめると僕の胸の中でAは堪えていた涙を目一杯流した

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次の日仕事場

廉「Aちゃん、平気そうなん？」

『ん？あぁ...わかんない』

神宮寺「紫耀は？」

『え？』

神宮寺「紫耀は、大丈夫？」

『ん、大丈夫、ありがと』

どんなことがあっても、明日は来る

いつも通りの日常がやってきて、どんなに辛くてもその日々を過ごしていかなきゃいけない

Aは、ちゃんと笑えてるのかな

みんなの前で何事もなかったかのように、笑っていられるのだろうか

スタッフ「King&Princeの皆さん、準備できたのでお願いします！」

僕はそんなことを考えながら、いつも通り仕事へ向かった

暫く経ってからAから連絡があり、僕らは食事に行った

久しぶりの彼女は、どこかスッキリとした表情をしているように感じた