70〜kaito's side ページ20
連続ドラマ出演が決まった僕は、概要を知った瞬間驚いて声も出なかった
その理由は、帰国してままならないAちゃんの主演作だったから
『海人、ドラマ決まったんだってー?』
グループでの仕事の時、紫耀は僕におめでとうと声をかけた
海人「そう!ありがとう!」
『誰が出るの?』
海人「あ、〜さんとか...!」
ストーリーやキャストについて話すと、紫耀は嬉しそうに優しく微笑みながら聞いてくれる
海人「...あと、Aちゃんが主演なんだ」
すると、一瞬動きが止まる紫耀
『おーそうなんだ、心強いね』
あからさまな反応したのも束の間、僕の思いを見破るかのように
『なーんだよ、気にすんな。
頑張ってね、海人』
なんて言って、僕の頭をわしゃわしゃっと撫でて部屋を後にした
海人「...髪崩れんだけど」
それから、頭に感じる紫耀の手の温もりと、切なくとも優しいあの笑顔が暫く僕の身体から離れないでいた
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作者名:しろくま | 作成日時:2021年2月26日 1時