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僕の後ろに立つ5人には全く気づかないようで、僕の手をぎゅっと握りながらどんどん話を進めるA





自分たちから話さないこいつらもおかしい






『あっちょっA!』





「ん?」





僕が指で彼らの存在を教えると、彼女の顔はみるみるうちに赤くなっていった





「えええ」





岸「あっこんちは!すみません!ご挨拶が遅れました!」






「いやいやいやいや、こちらこそ...ごめんなさい、本当に...つい...」





その真っ赤な顔を両手で覆いながら話す彼女






その可愛らしい仕草も久しぶりに感じる





何も言わずに彼女を見つめるこの5人も、きっとこの可愛さにやられてるのだろう、なんて考える






海人「ふふふっ、可愛いAちゃん」





『気づいてなかったんだ笑』





「いやっ、えっと、ごめんなさい本当」





申し訳なさそうな顔で手を合わせながら自己紹介する彼女に僕らも笑った





岩橋「こっちこそ勝手についてきてごめんなさい笑」






岸「ファンです!」






するといきなり彼女に公言する岸くん






「あ、存じ上げてます、ありがとうございます笑」






神宮寺「紫耀がお世話になってます〜」





各々挨拶する中





廉「ひっさしぶりやなぁ」






廉とAは以前ドラマで共演していたこともあるし、昔の僕らを知っているから、やはり仲が良い






「そうだよね、なんかまた顔面強くなったね笑」





廉「まーたいじる笑」





『いや、俺に対しての感想を先に言って?』





「ごめんごめん笑」






少し経ってから






『どうする?みんなでどっか行く?』






僕がそんなことを口にすると、一斉に''いやいやいやいや''って物凄い否定を食らった






神宮寺「なんで俺らと行動すんだよ笑





Aさんと楽しんできてくれよ笑」







『あっなんかみんなが仲良くて嬉しくなっちゃった』





「んふふ、お言葉に甘えちゃいます笑」






廉「そうしてくれ笑、俺らはそろそろ行こかあ」






こうしてその場を離れた彼ら





ロスの街に2人、Aは僕の手を取って、






「初めてのデート、しよっか」






なんて言って引っ張ったんだ






君の存在を確かめられなかった1年







まるで目の前にいる君が本物なのか、夢なのか






そんなことまで考えてしまう僕だった

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設定タグ:平野紫耀 , King&Prince , 深紅
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作者名:しろくま | 作成日時:2021年2月26日 1時

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