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Aがアメリカに渡るまでの間
僕らは少しだけだけど、初めて一緒の時間を過ごしたいと思った
きっと最後になるから、この先どうなるのかなんてわからないから、お互いそんな思いでいたはずだ
警備の強化とか、わがままだけど頼みたいことはたくさんあって、マネージャーに打ち明ける
マネージャー「...は?」
案の定キレ気味のマネージャー
『...』
ああ怒られる
正気じゃないってまた言われる
マネージャー「変な気起こすなって言ったのに、余裕で破ってる...」
半分信じられないような表情でマネージャーは口を動かす
『...すいません』
マネージャー「付き合ってるの?」
『付き合ってないです』
マネージャー「...付き合ってないけど、って感じな。再会したらこうならないかハラハラしてたけど...。
でも、俺も気付かなかったくらい徹底してたよね?」
『あ、はい、2人で会うとかは基本してなかったんで』
マネージャーは少しだけ黙り込むと、ゆっくりと口を開いた
マネージャー「ちゃんとプロ意識は芽生えてるんだね
...だからちょっとだけね、これから紫耀も更に忙しくなるし、ご褒美もらってその分がんばってよ」
『へっ!?』
マネージャー「上には伝えないでおくし、マンションの警備諸々やっとくから
頼んだよ」
『えっえっ』
マネージャー「あのね、相手が蓮見Aちゃんだからだよ、信用度が違うわけ。」
『うわ、好きー!!!』
僕は思わずマネージャーの胸に飛び込んだ
マネージャー「くっつくな、噛むな笑」
『マジ好きっす!あざっす!』
マネージャーは苦笑いしながら、バレたらクビだわなんて呟いた
少しだけ
ほんの少しだけ
今はAとの初めての時間を共有させてください。
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作者名:しろくま | 作成日時:2021年2月26日 1時