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みんなとはぐれちゃったことに気づいて
どうしようと思いながら
公園の中を彷徨ってた
「いたっ」
下駄で疲れた足が痛んで、見渡して見つけた隣の神社の階段で休むことにした
「最悪だあ」
なぜか気合を入れて着た浴衣も時間とともに型が崩れてくし
足も痛いし
落ち込みながら
どうしても海人の表情が頭から離れなかった
そんな時に
神社の階段から海人と沙織先輩の姿が見えた
よりによって、なんで見えちゃうかな、
って思いながら二人から目が離せなくて
「…嘘…」
海人が沙織先輩を抱きしめて、キスをしていた
自然と涙が溢れて来て
ああ、私、失恋してるんだ
海人のこと、好きだったんだって
気がついてしまった。
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作者名：しろくま | 作成日時：2020年4月10日 10時
