キイロとクロ (ページ38)

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テストも無事終えて

やっと夏休みが始まった

結局夏祭りに明日香も誘って、そのための浴衣を買いに来た

明日香「Aはねえ、スタイルいいし、お姉さんっぽいの可愛いけどなあ」

「えー、明日香選んでえー」

そういうのわかんないから、なんて言って明日香に選んでもらった水色の浴衣を購入してカフェに入った

「あれ、ジンくん」

神宮寺「え、本城と前田じゃん！」

カフェには偶然にもジンくんがいて、隣にいたのは見知らぬ人

随分と顔が整ってる人だなあ

その人はびっくりしたような顔でこっちを見て、ども、って会釈をした

神宮寺「前田も、何してたの？」

明日香「浴衣買ってたんだよー！」

神宮寺「ええ！？俺見れないの萎えるんだけど～」

「いや、向こうで会うかもしれないじゃんね」

神宮寺「あ、たしかにね、」

私は初めて見る顔の人を不思議そうに見つめてた

神宮寺「あっ、中学の時の友達でね、」

平野「平野紫耀です」

「あっ、こんにちは、すみません、ガン見しすぎてました笑」

そう言って初めての彼と会話をして、私たちは彼らから離れて席に着いた

平野「あの子、なんのこ？」

神宮寺「クラス同じなんだよね、来週仲良い奴らで夏祭り行くんだ、俺は彼女とだけどねえ～」

平野「へえ、名前は？？？」

神宮寺「何、そんな気になるの笑」

平野「え、いやいやいやそうじゃないけど！！！」

神宮寺「焦りすぎだから笑

本城Aだよ」

平野「へえ、、、、」

夏祭り当日

『だーかーらーーーおーそーいーーーの！！！！』

「ごめんて！女の子大変なの！」

いつもの場所でまたまた待たせて怒っちゃってる

海人は頬を膨らませながらも

こんな可愛くなるもんなんだね、浴衣って！

って言った

「それってどうなの」

『可愛いってことなの♪いこ！』

「もう…あ、携帯忘れた！」

『ええ…』

「でもまあ、海人持ってるし平気か！」

『まあそうだね、じゃあ行く？』

そう言って私たちはみんなとの待ち合わせ場所へ向かった