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。
(ここ…どこ？)
6時半のアラームが鳴り響く部屋で目覚めた私は
ふわふわなベットから起き上がった
カーテンの隙間からさんさんと降り注がれる太陽の光
正直、深夜のことがなければ
とても目覚めの良い朝だったはずだった
両手首を見ると結ばれていたロープは解かれており
赤い跡が痛々しく残っていた
「ん、Aちゃん 、おはよ〜」
まだ起きてから時間が経っていなかったため
誰に話しかけられているかさえ分からなかった
こんなふわふわなベットでいつも寝ているわけでもないので 本当に自分がどこにいるのかも分からない
話しかけられた方向を見ると
そこには昨日の服装のままの不破湊がいた
「ふわ…さん…？」
寝起きは人より悪い方で
言葉も上手くはっきり発音できない
「そーそ、不破さんだよ〜？」
そう言った不破湊はベットの方へ段々と近付き、
ベットの上にまで乗り上がってきた
そして、そのまま私は押し倒され
視界は不破湊しか見えなくなった
「ねえ、自分がどういう状況か分からないっしょ？
俺はずっっっっとAちゃんのことを
愛していたのにさ、気付かなかったんだよね〜
まあ身をもって実感してもらえるとありがたい」
マシンガンのように言葉が飛んでくる
「ちょっと、落ち着いて下さい」
私は訴えかけたが
「なに？」
逆効果でしかなかった
両手首を掴まれ、足も押さえつけられた
もう何もできないんだなと悟り、全身の力を抜いた
「あ、Aちゃん、愛されたいなとか
会社で言ってたでしょ、盗聴器付けてたから
俺知ってるんだけどさ〜」
盗聴器付けられてたの私…
つくづく気持ち悪く感じてきた
不破湊から目線を外したが
手を使い、私の頬を優しく触り
また目線を合わせるようにされた
「そんなに愛されたいなら、俺で十分だよ」
「…」
ずっと
ずっと
言われたかった言葉だけれど
不破湊が私に向けている「あい」は「愛」
私が不破湊に向けている「あい」は「哀」だ
おかしい、
何でこうなったの
その瞬間、不破湊は口を開いた
「貴方を絶対に守るので
結婚して下さい」
全てが面倒になった私は
たとえ間違えた判断だったとしても
こう言うしかなかった
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りっぷ(プロフ) - 狂人_ユム様 ありがとうございます！途中からガラッと変えたことによってここの登場人物の狂気さと愛をを表現しようと思っていたので伝わってよかったです…ありがとうございます… (2021年9月13日 0時) (
レス) id: f43592eee2 (このIDを非表示/違反報告)
狂人_ユム(プロフ) - 途中からまさかの展開でずっと混乱しながらお話を読んでいました…！めっっっちゃ面白かったです！狂った愛…大好物！！ (2021年9月9日 18時) (レス) id: 16bdd17925 (このIDを非表示/違反報告)
りっぷ(プロフ) - 妃花様 ありがとうございます…！推しが重い愛はとてもいいですよね…配信でも本当にたまにそのような言葉を発しているときがあるので本当にいいですよね分かります（語彙） (2021年8月14日 18時) (レス) id: f43592eee2 (このIDを非表示/違反報告)
妃花 - このお話大好きです！！めっちゃ好みです。推しが重い愛とかもぉてぇてぇ以外の何物でもなかっ！語彙力低下中なうです。とにかくごちそうさまでした！ (2021年7月16日 0時) (レス) id: 0488259d88 (このIDを非表示/違反報告)
りっぷ(プロフ) - ぴよちまる様 読んでいただきありがとうございます…この作品の内容とは違いますがまた2434で作品を現在進行形で作っているのでそちらも見てもらえると幸いです…！ (2021年4月7日 22時) (レス) id: 24df694e49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りっぷ x他1人 | 作成日時：2021年3月19日 23時
