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〜優太〜
先「絨毛膜化血腫ですね」
優「はい...？」
先「胎盤を作る時に上手く作れず、出血してしまうものです。切迫流産の一つですね」
海「りゅ、流産！？？」
廉「それって...じゃあ、紫耀は...赤ちゃんは...！？」
先「大丈夫です。まだ流産したと決まった訳ではありません」
勇「じゃあ...！」
先「ですが。流産のリスクが高まったという事になりますから、今後、更に注意が必要です。大抵は安静にしていれば大丈夫ですが、かと言ってまだ安心はできません。
平野さん、仕事されてました？」
その言葉にドキッとした。仕事...最近、張り切ってた。それに、今日...
先「何か、変化は見られませんでしたか？」
優「...っなんか、腹痛があったって...」
先「どうしてもっと早く病院に来なかったんですか」
ぴしゃり、鋭い声に身体が縮みこむ。
先「ちょっとした変化でも、気付いてあげばければ、最悪の結末になっていた可能性だってあるんです。病院は後でいい、などと甘く見ないでください。まずは、知識を充分に得てください」
何も言えなかった。正論すぎて。そうだ。俺たちがついてる、支えるって言ったけど...全然じゃん。悔しくて、自分に腹が立つ。
先「まあ、そもそも平野さん本人で気づかなければいけないことなんですが。
とにかく。しばらくの間は絶対安静です。出血が治まるまで。これでまた少しでも無理したら、今度こそお腹の子を失うかもしれないのだと考えてください」
厳しい現実だった。大丈夫、助かったなんて、まだ言いきれない。いや...そもそも、安心なんてしちゃいけなかったんだ。
もしかしたら、あの撮影の時も、ずっと言おうとしてたかもしれないのに。いつから俺は、ドラマの事で頭がいっぱいになってて気づけなかった。駄目だな...。
紫耀、ごめんな...。あどけない顔で病院のベッドに眠る紫耀。その寝顔は変わってない。けど、背負うものはとても大きい。
紫「んっ...」
玄「あっ紫耀...」
しばらくして、紫耀の目が覚めた。
海「紫耀！大丈夫？」
紫「おれ...っ！？赤ちゃんっ...！！」
大きく見開かれた瞳から、みるみる涙が溢れる。いやだっどうしよ！俺のせいだ...！なんてまた取り乱し泣きじゃくる紫耀の姿に胸がめちゃくちゃ痛んだ。
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moon(プロフ) - りりんさん» ありがとうございます！なるべく更新頑張りたいと思います！ (2020年5月25日 20時) (
レス) id: 5980c14644 (このIDを非表示/違反報告)
moon(プロフ) - ハナさん» いえいえ！こちらこそ満足して貰えたようで良かったです！ありがとうございます！ママらしい紫耀くんが書けるように頑張ります！ (2020年5月25日 20時) (レス) id: 5980c14644 (このIDを非表示/違反報告)
りりん - 凄く続きが気になります。早く続きが見たいです。この後どうなるのか待ち遠しいです。 (2020年5月25日 17時) (レス) id: bb0dbf787d (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - こんばんは！リクエストを書いて頂きありがとうございました♪ヽ(´▽｀)/すごく良かったです(*´∀`)♪楽しく読ませて頂きました。紫耀君がどんどんママになって、それを支えるみんなの絆も素敵ですね！これからも楽しみにしてます(^^)d (2020年5月24日 23時) (レス) id: d2a8180276 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく。(プロフ) - moonさん» いえいえ…！！ (2020年5月21日 22時) (携帯から) (レス) id: d5a1fd8818 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moon | 作成日時：2020年3月7日 16時
