あらゆる面 ページ8
｜A｜
遊園地に着くと、2人でめーいっぱい遊んだ。
TH｢A〜！次あれ乗ろ！｣
｢うわぁ！楽しそ！行こ行こ！｣
または、
｢テヒョン！あれ食べたい！｣
TH｢美味しそう！食べよっか！｣
そう、ふたりとも超超超ハイテンションです。
TH｢これ絶対Aに似合う｣
｢んーでも私はこっちかな｣
そう言って、おもしろいサングラスの方をかける。
TH｢あっははっAおもしろすぎ！じゃ、俺も｣
｢ふっあはっあははっもうテヒョンったら！！｣
2人で変顔をして遊んで爆笑したり。
｢テヒョン！次はあれだね｣
そう言って私が指さしたのはお化け屋敷。
TH｢えっと、、｣
｢なに？テヒョン怖いの？｣
なんかちょっとおもしろくなってきた。ビビってるテヒョンをいじめてみようかな。
TH｢あ！A！あのクレープ食べよ？美味しそうだよ？Aの大好きなクレープ！｣
｢テヒョン、それさっき食べたよ？｣
やばい、可愛い。
誤魔化しきれてないとことか困ってるとことかほんとに可愛いんだけど。
｢よーし！行くよっテヒョン！｣
私は有無を聞かずにテヒョンを引っ張った。
・
でも、いざ入ってみると意外と怖い、、、
TH｢A〜、もうでよ？｣
｢だめ！大丈夫だから、一緒に行くよ？｣
さっきからテヒョンは私に引っ付いて、後ろを歩いている。
私が前だから頑張らなきゃ。それにあと少しでゴールだ！
その時、
｢きゃあぁあああぁぁ｣
TH｢うわぁぁああぁあ｣
お化けが来て、2人で猛ダッシュしてゴール
TH｢はぁはぁA、大丈夫だった？｣
｢大丈夫、怖くないよ。｣
TH｢って言ってるけど、泣いてんじゃん。｣
｢へっ？｣
目元を触ると濡れていた。
TH｢怖かったんだ？｣
｢怖くないし、｣
TH｢A、俺の前では素直になっていいんだよ｣
｢ふっうぅ、ごわがっだぁぁ、｣
TH｢あーよしよし、よく頑張りました！｣
テヒョンが怖がってるの、馬鹿にしたかったのに。
こんなんじゃ、私がだめだめじゃん。
壊れ物に触れるかのように優しく、抱きしめてくれて。頭を安心するようにポンポンしてくれて。
この人の優しさがすごく感じられて。
また胸がキュンと高鳴った。
スーツでビシッと決めた姿から、遊園地でふざける姿、こんなに優しい姿、紳士的な姿、あらゆるものをテヒョンは持っているんだなと思った。
あー好きだな。
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作者名：すかい | 作成日時：2019年7月16日 18時
