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Story 33 * ryuto ページ33

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…落ち着かない、好きな人と狭い車内にふたりっきり。


何かしたら、速攻交通事故に合う(気がする)から何もしない、出来ないけれど。




「先生と付き合ってたら、こんな感じでしょうか?…あ、でも、」




運転席と助手席反対?


自分で言って自爆。


きっと、先生が付き合うのは、助手席に乗る人じゃなくて、助手席に乗せてくれる人。




『っ、と!龍斗くん変な事言わないで!事故るよ!』


「その脅し、めちゃくちゃ怖いです」




自宅までの二十分くらいの、勝手に名付けた “ ドライブデート ”


運転する車横顔を見つめると、好きだなぁ、って気持ちが溢れそうになった。




「あ、そういえば、最近、なんかありました?」


『へ?』


「たまーに、うわの空なんで」




わかりやすく、先生の目線が揺れる。


ポーカーフェイスっていう言葉がこの世で一番似合わないのは先生何じゃないか、って時々思うくらい。




『…えっ、と、こんなこと、』




生徒に話すことじゃないかも、だけど、とぽつりぽつりと話し始めた。




『龍斗くんは、どう思う?わたし、男子高校生の気持ちワカラナイ…、第一男の人って年下が好きじゃない?知らないけど』


「…俺は、年上の方が好きですよ?あ、でも年上の方が好きってより、好きになった人が年上だった、ってだけですけど」


『……、』




先生の言葉が詰まる。


ねえ、俺の好きな人気付いてくれた?




『へえ、龍斗くんも年上派か〜!高校の先輩?』




別に珍しくことじゃないんだね!となるほど!とでも言いたげに手を叩く。


え、伝わってない?




「あの、」


『年上とか年下とか、気にしすぎなくていいのかな、』




先生は、喋る隙を与えてはくれなかった。




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アオ(プロフ) - さつきさん» ありがとうございます!もうちょっと甘めのシーンを詰め込みたかったのですが最後で無理やり入れました(笑) (2019年3月23日 21時) (レス) id: 9c6ea69461 (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - 最後の最後に、最強のキュンキュンをありがとうございました!!! (2019年3月23日 20時) (レス) id: db2720f2e4 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - きてぃさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします〜〜!! (2019年3月13日 1時) (レス) id: 9c6ea69461 (このIDを非表示/違反報告)
きてぃ(プロフ) - やばいです、盛大にキュン死してます、大好きですこの作品!!頑張ってください!! (2019年3月12日 12時) (レス) id: 5a9c94661d (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - もちさん» わ〜!早速コメントありがとうございます!!はじこいすてきですよね〜!!作間くんにゆりゆりばりに頑張っていただきましょう……! (2019年3月11日 1時) (レス) id: 9c6ea69461 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アオ x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...  
作成日時:2019年3月10日 22時

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