Story 19 ページ19
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作間くんを見送ったあと、急いで塾長に今日の報告をして、片付けて…と。
全部が終わる頃にはもう10時半頃になっていて、
《今から行くね!》
と、凉くんへメッセージを送って慌てて塾を出た。
警備員さんに、お疲れさまです!と言って小走りでコンビニに向かう、
だいぶお待たせしちゃってごめんなさい…!と凉くんに心の中で謝りながら信号待ち。
「Aちゃんおつかれ、」
『え?』
「今から行くって言ってたからもうこっち来ちゃった、じゃ帰ろ」
遅くなったことに対して何も言わず、鞄持つよ、と手を伸ばす凉くん。
まさに絵に描いたような、完璧彼氏だ。
彼氏じゃないけど。
『ほんとごめんね、』
「謝らなくていいの、てかそれで走ったら転ぶんじゃない?」
ほら、Aちゃんすぐ転ぶし、と口元を隠してくすくすと笑う凉くん。
『転びません…!』
「一昨年膝血だらけ、スマホ画面バキバキで帰ってきたの誰だっけ」
『…最近は転んでないし』
凉くんのこと、弟の友達って表現したけど、年下の、普通の、私にとっての友達だ。
反抗期、思春期の無口無愛想瑞稀よりも、凉くんの方がよっぽど話してた記憶がある。
去年に至ってはずっと一緒に勉強してたしね!
「今日、業務押し付けられたの?」
『ううん、生徒に勉強教えてた』
「へー、残ってやることもあるんだね」
『凉くんは塾終わって速攻家!だったもんね、』
「…ほんと、お世話になってました」
それにしても、凉くん受かってよかったなぁ、としみじみ。
作間くんも、二年後だけど絶対、ね!
「あ、今週なんだけど…」
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アオ(プロフ) - さつきさん» ありがとうございます!もうちょっと甘めのシーンを詰め込みたかったのですが最後で無理やり入れました(笑) (2019年3月23日 21時) (レス) id: 9c6ea69461 (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - 最後の最後に、最強のキュンキュンをありがとうございました!!! (2019年3月23日 20時) (レス) id: db2720f2e4 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - きてぃさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします〜〜!! (2019年3月13日 1時) (レス) id: 9c6ea69461 (このIDを非表示/違反報告)
きてぃ(プロフ) - やばいです、盛大にキュン死してます、大好きですこの作品!!頑張ってください!! (2019年3月12日 12時) (レス) id: 5a9c94661d (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - もちさん» わ〜!早速コメントありがとうございます!!はじこいすてきですよね〜!!作間くんにゆりゆりばりに頑張っていただきましょう……! (2019年3月11日 1時) (レス) id: 9c6ea69461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アオ x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時:2019年3月10日 22時