ハロウィン・プランク【鳴神月 灯花(トルテ)】 ページ7
※市咲さんのリリアさん、狂音 李莉さんのホロウくんをお借りしました。
ありがとうございます。
◇
「じゃあ、準備はいい?」
少年の声がする方のジャック・オ・ランタン……だったかが皆に声を掛けると各々が肯定の返事を投げる。
魑魅魍魎が並ぶその行列はさしずめ百鬼夜行と言ったところだろう。
まぁ、そんな事どうだっていい。
「あ、待ってホロウ。 氷麗ちゃんが見当たらないわ」
「あ、確かに見当たらないね……」
その双子の姉がある少女の行方を問うとその弟が困ったように答える。
氷麗――――確か"つらら女"の小娘だったか。
しかし、彼奴はある男に執着しておったようだったし……。
「別に良いんじゃないかにゃ、彼奴一人に時間を割くより全体に時間を割いた方が良いにゃ」
「確かにそうなんですけど……」
「年に一度のお祭りを無駄にするのは嫌でしょ?」
う、と息ピッタリに揃う声。
そして目配せをしたかと思えば小さく頷く。
「うーん、一人欠けているのはなんだか少しアレなんだけれど!」
「時間も押していますし、進行していきましょう!」
そして私の何回目かも分からないハロウィンが幕を開ける。
今年の妖術は特別凄いモノを選んだ、しかも害すら与えないモノだ。
さぁ、人間どもがどう反応するか楽しみで仕方がない。
「にゃししししし!」
不気味な笑いが一つ、空へと昇る。
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NEW狂音 李莉V3(プロフ) - 更新ありがとうございます! (2015年10月27日 19時) (レス) id: 08ea1a59cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハロウィンパレード参加者一同 x他3人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/skHalloween/
作成日時:2015年9月14日 19時