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Side Jun
説明会が終わって、学生が出ていく中。
自分も退場を促されたので、登壇した場所から近い出口に向かう。
その途中、立ち止まって、もう一度彼女を見た。
一人の学生に話しかけられて、うんうんと熱心に耳を傾けてはアハハと笑って話す彼女から目が離せない。
…あれ。
なんで俺、泣きそうなんだ？
胸の奥が少し苦しい。
学生が頭を下げて、その場を立ち去った。
彼女はその子を見送って、扉の外に消えていった。
.
その時。
やっと気づいた。
あぁ……そっか。
.
潤『…………好きなんだ、俺』
.
ずーっと胸の奥にあった違和感は、彼女のせいだった。
俺を呼ぶ声が聞こえた時、「おいで」って言った時の嬉しそうな顔を見た時
電車で隣同士座って肩が触れる時、間近で横顔を見つめた時
ホッと胸ん中があったかくなるのは、ただの安堵感じゃなくって
“好き”って本能のせいだったんだ。
彼女が泣いてる時、守ってやりたいと思うのも
自分が辛い時、彼女に縋りたいと思ったのも
櫻井や大地が彼女に触れるのがすごく嫌だったのも
全部全部、俺が彼女のことを好きだったからだ。
俺はあいつが好きだって、自分で壁を作ってその中に閉じこもって
いざその壁が崩れた時、本物の気持ちがどこにあるのかわからなくなっていた。
とっくの昔から彼女が好きだった。
一緒にいたいのは、あいつじゃなくて彼女だった。
隣にいて欲しいのは、他の誰でもなく彼女だった。
どうして今の今まで気づかなかったんだろう。
…いや、どうして、気づかない振りをしてたんだろう。
・・・・・
そんなことを悶々と考えながら会社に戻ってぼんやり作業をしていたら、残っているのは自分だけになっていた。
ふと、隣のデスクを見る。
ただ、机が置いてあるだけの席。
立花が異動してから誰も使っていない席。
その空虚な席に彼女の姿を重ねながら、いつの間にか……
LiLiLiLi……
声が聞きたかった。
『…も、もしもし。』
今すぐ、会いたかった。
.
潤『…一緒に帰ろ？』
.
はい、と小さな小さな声で応えた彼女はきっと
泣きそうな顔をしてるんだろうなと思った。
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まよゆり(プロフ) - わぁ〜。潤くんの誕生日に、この２人の話！嬉しすぎる。そして、赤ちゃんができたって報告した時の様子に、また、嬉しくて。可愛い。相変わらず潤くんと彼女のラブラブぶりが、大好きです。 (2018年8月30日 6時) (
レス) id: 03a65969ea (このIDを非表示/違反報告)
*-eni-*(プロフ) - ぽろさん(人´∀｀*)潤くんHPB企画ありがとう♪写真かと思ったら動画撮られてたり、帰ってきて寝る前にちょっと甘えたり、ベッドでも嬉しい事言ってくれたり( *´艸｀)潤くん大好きだ笑だぁー☆本当35歳も素敵な時間を送って素敵なコンサートを見せてほしいね♪ (2018年8月30日 1時) (レス) id: 1b38e8b576 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぃ(プロフ) - 完結おめでとうございます。このお話の潤くんは私の理想とピッタリ。読み終えて、本当に幸せな気持ちになれました。ありがとうございます、お疲れ様でした！ (2018年7月13日 2時) (レス) id: c1babc9660 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - このお話本当に好きでした。お疲れ様です。 (2018年7月12日 23時) (レス) id: 5c5e1382b1 (このIDを非表示/違反報告)
kisarslove(プロフ) - ぽろさんお疲れ様でした！本当に素敵な人たちだなと思い楽しみにしていました。理想であごがれの二人です。また何処かで続編をやってほしいです。その時は家族編で。翔くんと梨沙ちゃんもきになりますが... とにかくお疲れ様でした！！ (2018年7月12日 0時) (レス) id: 5699258933 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽろ
| 作成日時：2018年5月3日 23時
