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歩き慣れた夜道。
今夜は月が綺麗。
桜もこの間散っちゃって、段々暖かくなってきたけど。
夜はちょっと冷えて寒い…
ゆっくりゆっくり歩く足をわざとふらつかせて
体をちょっと片方に傾ける。
ふわんって温かくなる肩が嬉しくて…
んふふ。
ゆる〜ってニヤけちゃう口元を、俯いて隠してみるけど……
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「なにニヤニヤしてんの」
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あなたには全部お見通し。
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「重くない？」
潤「ん、全然」
「お母さん張り切っちゃって。ごめんね？」
潤「いや、嬉しい」
にひ、って笑う顔が本当に嬉しそうで、ちょっとホッとした。
私の手を握ったのと反対の手には、大きな紙袋がひとつ。
中にはおかずが詰まったタッパーがたくさん。
「緊張した？」
潤「めーっちゃした！」
「だと思った〜」
潤「そらそうだよ、娘さんをくださいって言いに行くのとほぼ同じなんだから」
「ふふ」
潤「まじよかったぁ、お父さんもお母さんも優しくて」
「そう？よかった」
潤「…なんか」
声色がちょっと変わったから、真横を見上げて潤くんの目を見つめる。
ニコニコしてる。超ご機嫌。
潤「Aのお父さんとお母さん、って感じだった」
「なにそれ(笑)」
潤「えぇ〜？」
面白がってニヤニヤしてゆらゆら肩を揺らすのも、ほら。
ご機嫌な証拠。
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潤「好きだなってこと」
.
おでこがくっつきそうな、キスしちゃいそうな距離で
そんなこと言うんだもん。
こっちだってニヤニヤしちゃう。
潤「ニヤけんなよ」
「ニヤけてないもん」
クイクイっと握った手を引っ張って、トンッて肩をぶつけてくる。
照れ屋なのに素直で、シャイなのに王子様な潤くんの、可愛いところ。
・・・・・
――――――数時間前
・・・・・
今日は日曜日。
金曜日の仕事が終わってから潤くんの家で過ごして、
昨日は潤くんが夕方まで休日出勤だったから待ち合わせてディナーして
今日は朝から電車に乗って、ちょっと田舎まで来ました。
ひさびさ！
電車を降りたら、懐かしいにおいがする。
うーん！気持ちいい！
「こっち！」
きょろきょろする潤くんの手を引いて、駅から15分くらい歩いたところに向かう。
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ぽろ(プロフ) - *-eni-*さん» それは良かったです(*´∀｀*)笑 ほーんとに不器用な子でしたね！あまあま〜あまあま〜です、むふふ(〃ω〃)可愛い二人！あの歌素敵ですよね♪♪ (2017年10月9日 0時) (
レス) id: b5f3846dcd (このIDを非表示/違反報告)
ぽろ(プロフ) - ★mmiioo★さん» ありがとうございます（；＿；）♪♪ (2017年10月9日 0時) (レス) id: b5f3846dcd (このIDを非表示/違反報告)
*-eni-*(プロフ) - なんだよぉー真白〜私も好きなタイプの女の子だわー(笑)不器用さんなんだからぁー(*≧∀)σ(笑) もぉー潤くんがあまあまで( 〃▽〃)そんな朝を迎えたらずっとゴロゴロしていたいっ！そして、その歌は２人組のねっアレでしょ！？私もあの唄好きー！ (2017年9月25日 1時) (レス) id: aaada8bfdf (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - いや、面白い着地点でした♪ (2017年9月24日 22時) (レス) id: 84a8c23914 (このIDを非表示/違反報告)
ぽろ(プロフ) - ★mmiioo★さん» まさかのぉーーーー？！という。笑笑 分かりづらくてすみません！笑 (2017年9月24日 22時) (レス) id: b5f3846dcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽろ
| 作成日時：2017年8月28日 23時
