◇6 ページ7
翔「行儀悪い飲み方すんじゃねぇ」
今度はピタッと吸うのをやめ、ストローをくわえたまま俺をにらむ。
はぁ…。
やっぱり人種が違いすぎる。
翔「特訓てなに？なんの特訓？」
和「一人前のレディになるための特訓」
…レディ？
和「もちろん社交界で通用するような、だよ？」
翔「待て。社交界って…」
和「そ。翔ちゃんがわざわざ招待状貰うようなとこ」
翔「は？！お前なぁ…！」
和「ちょうどいいでしょ？そろそろ翔ちゃんだって女の子連れてないといけない年齢じゃん」
翔「いや、それはそうだけど…。無謀すぎんだろ？規模も格式もこいつじゃそもそも手遅れだよ」
和「それはぁ、翔ちゃんの特訓次第」
ンフフと笑ったニノの目は鋭い。
和「言ったじゃん。実はすげぇ綺麗な顔してんよ？パー子」
翔「そういう問題じゃないだろ」
和「そういう問題だよ。磨いても光らない温室育ちより磨いたら光る雑草の方が何万倍もいい」
翔「…」
ニノの言うことはいつも抽象的なのに的確で、返す言葉がない。
.
社交界？
あの場所にこいつを？
…いやいや。無謀にも程がある。
翔「ニノ、やっぱり無理じゃな…」
「ねぇ」
黙ってた女が口を開いた。
「社交界って？」
翔「…ほら、なんもわかってないやつに時間かけるの馬鹿馬鹿しいって」
和「各界のVIPが集まるパーティみたいなもん。映画とかでよくあるでしょ」
「それに行くって？あたしが？」
和「そう。ドレスアップしてね。」
「…ふーん」
和「あら、興味ないの？綺麗なドレスとか着れるよ？」
「…別に」
翔「ほら。やる気ないんじゃ意味ねぇよ」
「……でも」
和「ん？」
.
やっぱりストローをくわえたまま。
さっきまでの勢いはどこへ行ったのか…
どこを見つめているのかわからない視線。
翔「でも、なんだよ」
「…そこに、行けば……」
翔「え？」
「…」
和「なに？何て言ったの？」
ジーッと何かを考えたままの女。
おい、と声をかけても、視線は動かないし答えもしない。
.
和「おーい。パー子？おーーい」
翔「なんだよいきなり黙んなよ」
「…」
和「おーいってば。パー…」
「やる」
和「え？」
翔「おま…」
「やる。特訓。行く。社交界」
行く、って…
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*-eni-*(プロフ) - |･ω･)花粉症デビュー！？こっちに来ちゃう！？(笑)もぉー目がカユカユでねイヤよ(つд；) 和くん本気モードに入ったのねぇ〜そして、ちょとチャラい潤くんっ♪会える！？楽しみっ♪(ﾉ∀｀*) (2017年2月7日 20時) (
レス) id: aaada8bfdf (このIDを非表示/違反報告)
ぽろ(プロフ) - *-eni-*さん» 翔さんもカズくんもあざといっていうか可愛めですよね、ふふふ笑笑 カズくんずるい！！！！！！笑 (2017年2月7日 17時) (レス) id: f1c024cd74 (このIDを非表示/違反報告)
*-eni-*(プロフ) - ちょっと自分の事を話してくれた主人公ちゃん…。好きな方となんか焦る翔くんに私も笑った( ﾟεﾟ；)(笑) 首をかしげてキュルンってして和くんっ……それされたらしゃべるよね…(*´艸｀*) (2017年2月3日 1時) (レス) id: aaada8bfdf (このIDを非表示/違反報告)
ぽろ(プロフ) - *-eni-*さん» あのモデルー！何を言ったんでしょう(-.-)y-., o O顔がどタイプ〜潤くーーーん！(笑) (2017年2月3日 1時) (レス) id: f1c024cd74 (このIDを非表示/違反報告)
*-eni-*(プロフ) - 主人公ちゃん何を言われたんだぁ！？( ・`д・´)全くあのモデルめぇ〜！(笑) うんうん♪あるよねぇ〜顔がねっドタイプな人(*´艸｀*) (2017年1月22日 1時) (レス) id: aaada8bfdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽろ
| 作成日時：2016年12月30日 0時
