◇29 ページ30
「…うそ」
和「嘘じゃないって！めちゃくちゃ綺麗だよパー子」
「…」
和「ほんとだってば」
「……ハァ〜…」
和「なんだよそんなため息ついて」
「…なんか…こんなのでいいの？」
和「なにが？めっちゃ良いって言ってんじゃん」
「…」
和「ほら、翔ちゃんも」
翔「え？！えーっと…」
和「ほら、言葉が出ないほど綺麗だって」
「…なんも言ってないじゃん」
相変わらず自分の手先をせわしなく弄る。
翔「…なんでそんな自信ねぇの？」
「…だって…」
翔「まぁ、正直間に合ってないことばっかだけど」
「…」
翔「大丈夫だって」
“大丈夫”
その言葉にやっと少しだけ頭を上げて、上目遣いで俺の方を見た。
.
翔「大丈夫…。ちゃんと……綺麗…だから。今日のお前は」
.
手先の動きを止めて、その視線が俺の目をじっと捉えた。
自信があるような眼差しには見えなかったけど…
翔「気軽にやれよ」
最後の一言に、小さく小さく首を縦に振ったのは…
まぁ、可愛かったかな。
・・・・・
和「まず俺がレセプション行ってまぁてきとーにやるから。オッケーんなったら連絡入れんね」
翔「おう」
そう言って先に車から降りて行ったニノ。
ボーイに案内されて中に入っていくその後ろ姿は、完全に“ON”の二宮和也だ。
翔「意外といんな……」
「なにが？」
翔「取材だよ。こんなにいるとはな」
「取材って…テレビの？」
翔「この場合は雑誌とかそっち系だろうな。スナップも撮りにくるだろうし」
「…ざっし…」
翔「いいか？とにかく最初のとこだけ練習通りにやったら、あとは俺らにくっついてりゃいいから」
「はい…」
翔「今回は社交的なパーティがどんなもんかを見て感じられれば充分。無理に話そうとしなくていい。俺らがフォローすっから」
うんうん、と頷く顔はやっぱり険しい。
翔「緊張すんなって」
「…緊張、っていうか…」
翔「ん？」
「…よくわかんない」
翔「なんだよそれ」
「…とにかく怖い」
翔「…練習通りやればなんてことないって」
「…うん」
.
―――♪♪
.
翔「“正面から入ってきて大丈夫”だって。すげぇなニノ…(笑)」
「…」
翔「行くぞ」
「…うん」
.
怖い？
…なにが？
わかんねぇけど、俺はさ…
なんかちょっとワクワクしてるよ。
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*-eni-*(プロフ) - |･ω･)花粉症デビュー！？こっちに来ちゃう！？(笑)もぉー目がカユカユでねイヤよ(つд；) 和くん本気モードに入ったのねぇ〜そして、ちょとチャラい潤くんっ♪会える！？楽しみっ♪(ﾉ∀｀*) (2017年2月7日 20時) (
レス) id: aaada8bfdf (このIDを非表示/違反報告)
ぽろ(プロフ) - *-eni-*さん» 翔さんもカズくんもあざといっていうか可愛めですよね、ふふふ笑笑 カズくんずるい！！！！！！笑 (2017年2月7日 17時) (レス) id: f1c024cd74 (このIDを非表示/違反報告)
*-eni-*(プロフ) - ちょっと自分の事を話してくれた主人公ちゃん…。好きな方となんか焦る翔くんに私も笑った( ﾟεﾟ；)(笑) 首をかしげてキュルンってして和くんっ……それされたらしゃべるよね…(*´艸｀*) (2017年2月3日 1時) (レス) id: aaada8bfdf (このIDを非表示/違反報告)
ぽろ(プロフ) - *-eni-*さん» あのモデルー！何を言ったんでしょう(-.-)y-., o O顔がどタイプ〜潤くーーーん！(笑) (2017年2月3日 1時) (レス) id: f1c024cd74 (このIDを非表示/違反報告)
*-eni-*(プロフ) - 主人公ちゃん何を言われたんだぁ！？( ・`д・´)全くあのモデルめぇ〜！(笑) うんうん♪あるよねぇ〜顔がねっドタイプな人(*´艸｀*) (2017年1月22日 1時) (レス) id: aaada8bfdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽろ
| 作成日時：2016年12月30日 0時
