186...Side You ページ5
Side You
翔「予約した櫻井ですが」
*「櫻井様ですね、お待ちしておりました。ご案内致します」
連れてきてくれたのは、こっちが緊張しちゃうくらい高級感たっぷりのホテルの最上階のレストラン。
でもその緊張も
翔ちゃんと話して、お酒飲んで、お料理もぜんぶぜんぶ美味しくていちいち感動してたら、どっかに消えてった。
いつもの何倍もかっこいい翔ちゃんと
見たことないようなロマンチックで綺麗な景色と
「ん〜！」って声が出ちゃうような美味しすぎるお料理
全てが超ド級のスペシャルで、「これ、夢なんじゃないかな」って何度も何度も思った。
それを言ったら「夢じゃないよ」って翔ちゃんは笑った。
・・・・・
「美味しかったぁ」
翔「満足？」
「大大大満足！！！」
翔「それはよろしゅうございました」
「ありがとうございました。素敵すぎる合格祝い」
翔「どういたしまして」
「これも。ありがと」
左の手首を見せたら、フッて笑って
.
翔「これで終わりじゃないよ？」
.
って。
「え？」
翔「ほら、こっち」
そう言って立ち上がって、私の手を取る。
なんだろう？って思ったまま手を引かれてお店の中を進んで
扉を開いたら目の前には…
.
「わぁ…！」
.
そこは、ガーデンテラスみたいな特別な空間。
足元は細い道が続いていて、その両側には色んな草花が植えてある。
ちょろちょろって水の音も聞こえる。
なにより、全体がライトアップされて足元からぼんやり柔らかい光が漏れているのが、すぐ横に見える綺麗すぎる夜景を邪魔しないのに雰囲気が良くて、素敵。
「すごい…綺麗」
翔「でしょ」
「なんか…贅沢っていうか…時間忘れちゃいそうっていうか…」
柵に肘をついて、夜景を眺めて水の音と風を感じて。
寒くない？ってさっきみたいにジャケットを掛けてくれる翔ちゃんの手が肩に触れるのも愛おしくて。
こんなにも甘い、美しい時間がこの世に存在するのかって…
.
翔「ねぇ、A？」
ボーっと夜景の世界に浸っていたら、左隣から聞こえた声。
そのまま左を向いたら、真っすぐに私を見つめる瞳。
その瞳があまりに真剣で、息をのむ。
翔「今から俺が言うこと、よく聞いて？」
「…うん…？」
.
.
.
翔「…もうやめよう、俺ら。付き合うの」
.
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やっち(プロフ) - 凄く良かったです。ありがとうございました (5月9日 21時) (
レス) @page46 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
希梨(プロフ) - 一気読みしてました気づいたらそれと、手紙の所で案の定大号泣笑すんごいボロ泣きしてましたけど凄い兄弟愛に溢れた作品だなと思いました！これからも頑張って下さい。 (2019年9月30日 22時) (レス) id: d44dfa3d93 (このIDを非表示/違反報告)
ぽろ(プロフ) - ミサさん» ありがとうございます(´；ω；`)一気に読んで頂いたんですね(о´∀`о)少しの謎を残して終わってしまいました！笑 こちらこそ、お読み頂きありがとうございました！！ (2018年1月24日 11時) (レス) id: b5f3846dcd (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - 昨日からずーっと今まで読んでいました！！二宮くんが誰とどうなったのか！そこだけがものすごく気になってわくわくです！幸せなお話ありがとうございました！！ (2017年12月2日 2時) (レス) id: b742a9d158 (このIDを非表示/違反報告)
ぽろ(プロフ) - ひろねえさん» コメント嬉しいです！そうやって色んな気持ちを抱きました、と言っていただけるととても書き甲斐があったというか、とにかく嬉しくなります（ ; ; ）続編！出来たらいいなぁなんて思っております！未定ですが、いつか(*^_^*)ありがとうございます！ (2017年9月25日 23時) (レス) id: b5f3846dcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽろ
| 作成日時：2016年10月29日 1時
