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1.5years later(1年半後)
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翔「あぁーーー！俺やるから！座ってて！」
「えー？大丈夫だよぅ」
祐「いいのいいの、甘えときなさい？(笑)」
祐奈の一言に、そう？って笑いながら椅子に座るA。
一「ちゃん？寒い？」
「いっちゃんまで〜！寒くないよ、大丈夫。ありがと」
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鮮やかな紅や黄色に染まった葉っぱがあちこちに舞って、秋晴れの青い空に映える。
今年も、綺麗だ。
4歳になったいっちゃんはいろいろお手伝いもできるようになって
さっきから「チーンするのー！」ってお許しが出るのを今か今かと待っている。
翔ちゃんがいつものように水を貰いに行って
祐奈とAがお供え物やら花やらをセッティングして…
祐「よし！おっけー」
一「いい？ママ、いい？」
祐「まって？ママ教えてあげるから」
いっちゃんが祐奈にくるまれながら一緒に鳴らした
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父さん、母さん。
今年も来たよ。
いっちゃん、大きくなったでしょ？
それに、次来る時には…
新しい家族も、増えてるよ。
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翔「いっちゃん、じーじとばーばと何お話したの？」
一「んー？ちゃんの赤ちゃんが元気でうまれますようにってお願いした！」
翔「そうなのー？しょーちゃと一緒だね」
一「ねぇ、女の子？男の子？」
翔「まだ内緒〜」
一「えー、早く知りたぁい」
祐「よーし、忘れ物ない？」
「うん、大丈夫！」
翔「行こっか。腹も減ったし」
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お腹の大きなAといっちゃんが手を繋いで坂を下るのを、一番後ろから眺めていた時。
急に吹いた秋風が、優しく僕の前髪を揺らした。
その風の過ぎていった方に何となく視線を送ると、紅葉の木越しの突き抜けた空に、早すぎる白昼月が見えた。
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守るべき相手がいることの幸せを教えてくれたのは、妹だった。
どんなに辛くても、悲しくても
妹を守るためなら、なんだって乗り越えられた。
乗り越えた先にはいつも…向日葵みたいな笑顔が待ってるから。
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「まぁくん？早く〜！」
雅「はぁい！今行く〜！」
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今でも変わらない
その笑顔も、僕を呼ぶ声も、ぜんぶ…
愛おしくて
温かくて
いつまでも可愛くてたまらない…
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僕の、大事な大事な、宝物。
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『僕の大事な大事な宝物』Fin.
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やっち(プロフ) - 凄く良かったです。ありがとうございました (2023年5月9日 21時) (
レス) @page46 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
希梨(プロフ) - 一気読みしてました気づいたらそれと、手紙の所で案の定大号泣笑すんごいボロ泣きしてましたけど凄い兄弟愛に溢れた作品だなと思いました！これからも頑張って下さい。 (2019年9月30日 22時) (レス) id: d44dfa3d93 (このIDを非表示/違反報告)
ぽろ(プロフ) - ミサさん» ありがとうございます(´；ω；`)一気に読んで頂いたんですね(о´∀`о)少しの謎を残して終わってしまいました！笑 こちらこそ、お読み頂きありがとうございました！！ (2018年1月24日 11時) (レス) id: b5f3846dcd (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - 昨日からずーっと今まで読んでいました！！二宮くんが誰とどうなったのか！そこだけがものすごく気になってわくわくです！幸せなお話ありがとうございました！！ (2017年12月2日 2時) (レス) id: b742a9d158 (このIDを非表示/違反報告)
ぽろ(プロフ) - ひろねえさん» コメント嬉しいです！そうやって色んな気持ちを抱きました、と言っていただけるととても書き甲斐があったというか、とにかく嬉しくなります（ ; ; ）続編！出来たらいいなぁなんて思っております！未定ですが、いつか(*^_^*)ありがとうございます！ (2017年9月25日 23時) (レス) id: b5f3846dcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽろ
| 作成日時：2016年10月29日 1時
