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祐「あった？」
いっちゃんを抱っこした祐奈が部屋に入ってくる。
あったよ〜よかったぁ〜いっちゃ〜んってスリスリするAにいっちゃんを預けて画面を覗いて、自分のことのように喜ぶ祐奈が「今夜はご馳走だね」って言うから…
.
雅「もう無理」
翔「胃がはち切れる」
「だから食べ過ぎなんだってば(笑)」
翔「止まんねぇんだもん」
祐「ふふ(笑)…あ、ねぇいっちゃん寝そう。雅紀ちょっと…」
雅「おっけ〜。いっちゃんおいで〜」
ベビーチェアで今にも寝そうな天使。
抱っこしてトントンしたら腕の中でもう寝ちゃった。
リビングに置いた布団に降ろしてみても全然起きない。
雅「爆睡〜…(笑)」
そのまま横に寝っ転がってお腹をポンポンしてた
…んだけど。
台所でカチャカチャなんかしてる祐奈と、ソファを挟んでリビング側にいる僕。
ダイニングテーブルで並んでコソコソ話してる翔ちゃんとAに、僕らは見えてるんだか見えてないんだか。
.
テーブルに左ひじをついて、右隣のAの左のほっぺに鼻がくっついちゃうんじゃないかってくらいの距離でなんか囁く翔ちゃんと
それを聞いてパァッと明るく嬉しそうに笑って翔ちゃんの顔を向いて「うん」って大きく頷くA。
そしてまた翔ちゃんが嬉しそうにニタァっと笑って、Aのほっぺをむにむにってする。
…なんだ、コレ。
慣れたけどさ？いい加減。
いつ見たって変わんないんだよな、二人。
翔ちゃんはAのことが可愛くて可愛くて仕方なくて
Aは翔ちゃんのことが大好きで大好きで
甘やかして甘えて、守って守られて、愛して愛されてっていうすべての矢印が、二人の間で完結するの。
そこには無駄なものとか邪魔なものなんてなんにも無くて、ただただ純粋で無垢で穢れのない…
見てるこっちが幸せになっちゃうような二人の甘さ。
だってさ、その男は僕の10年以上の親友で、女の子はずーーーーーっと溺愛してきた実の妹なんだよ？
普通だったら違和感とか嫉妬っていうかそういう…モヤモヤしたものが生まれそうじゃない？
でも、そんなのないんだよな。
.
楽しそうに、嬉しそうにくっつきながら話す二人をソファ越しに眺めながら、目線を下に落とすと天使の寝顔。
雅「困っちゃうよねぇ〜…ほんと。」
あぁ〜…明日仕事行きたくないなぁ…
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やっち(プロフ) - 凄く良かったです。ありがとうございました (5月9日 21時) (
レス) @page46 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
希梨(プロフ) - 一気読みしてました気づいたらそれと、手紙の所で案の定大号泣笑すんごいボロ泣きしてましたけど凄い兄弟愛に溢れた作品だなと思いました！これからも頑張って下さい。 (2019年9月30日 22時) (レス) id: d44dfa3d93 (このIDを非表示/違反報告)
ぽろ(プロフ) - ミサさん» ありがとうございます(´；ω；`)一気に読んで頂いたんですね(о´∀`о)少しの謎を残して終わってしまいました！笑 こちらこそ、お読み頂きありがとうございました！！ (2018年1月24日 11時) (レス) id: b5f3846dcd (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - 昨日からずーっと今まで読んでいました！！二宮くんが誰とどうなったのか！そこだけがものすごく気になってわくわくです！幸せなお話ありがとうございました！！ (2017年12月2日 2時) (レス) id: b742a9d158 (このIDを非表示/違反報告)
ぽろ(プロフ) - ひろねえさん» コメント嬉しいです！そうやって色んな気持ちを抱きました、と言っていただけるととても書き甲斐があったというか、とにかく嬉しくなります（ ; ; ）続編！出来たらいいなぁなんて思っております！未定ですが、いつか(*^_^*)ありがとうございます！ (2017年9月25日 23時) (レス) id: b5f3846dcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽろ
| 作成日時：2016年10月29日 1時
