142...Side Sho ページ8
Side Sho
.
“その夢、叶えましょう”
…。
…くあぁーーーーー。
翔「はっっっずいこと言ったなぁ〜あん時…」
いまだに自分で思い出してぞくぞくする。
よくあんなこと言ったよ、俺…
.
1ヶ月か。
早かった？かな。
最初の1週間が苦しすぎて長すぎて死にそうだったけど、その後はあっという間ちゃぁそうだったかもな。
お粥の後数日で普通の食事ができるようになって、繋がれてた管も点滴の針ひとつになって。
気付いたら歩く練習も始まって。
やっぱもともと運動神経が良いからなのかなんなのかわかんないけど、歩きに慣れるのが早くてびっくりした。
…それでも本人は「ちゃんと歩けない」って、時にはむくれて時には泣いて。
そんなのも、全部。
俺は見てたよ？…見てた、つもり。
.
今日は、Aの退院の日。
・・・・・
翔「A〜きたよ〜」
「おはよ！」
ベッドの上に座ってテレビを見ていたA。
ベッドから降ろされた脚は寝たきりだった間にかなり痩せてしまったし、からだ全体も若干ほっそりした。
けど、声も笑顔も今まで通りだからオールオッケー。なの。
柳「あ、おはようございます〜！」
「智也せんせー！」
柳「おう。寂しいねぇ〜退院かぁ〜」
「ねー。寂しいねぇー！」
柳「絶対思ってないだろその棒読み(笑)」
「ふふ(笑)でも智也先生に会えなくなるのはホントに寂しいなぁ」
柳「でしょー？俺も寂しいー」
…おい。
俺。
俺、ココ！
ココにいますよーーー！
柳「あっ…！あらやだAちゃん。彼氏さんが怖い顔してるわよ！」
「あらやだー(笑)」
柳「やぁね〜」
翔「何設定すか(笑)」
柳「ん？」
登場する度賑やかなこの先生とこんなに会うことも減るんだよなー。
いつの間にかAは柳田先生のことを「
あまりにも仲良しだから不安になったことは一度や二度では…
柳「Aちゃんいいねぇ！彼氏も兄ちゃんもイケメンで！目が肥えちゃうでしょ！」
「んー？(笑)」
翔「いやいや…」
柳「そこは“智也先生もイケメンだよっはぁとっ”って言うとこだよ」
「えー(笑)」
柳「えー、じゃないの。ダメだねもう1回入院する？」
「やだっ！！！！！」
翔「(笑)」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1370人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽろ
| 作成日時：2016年9月28日 3時
