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side 阿部
目黒「なんでAさんってあんなに端に行きたがるんですか?やっぱり理由あるんですか?」
頭を冷やしてくると言ってAが出ていったあと、目黒が俺たちに聞いてきた。
宮舘「端っこが好きだから」
ラウ「え、それだけ?」
佐久間「んー、7割くらい?」
「7割?残りの3割はなんですか??」
渡辺「知らねぇよ。自分から端行くからあいつ」
深澤「別に誰かが端に行けとか言ったわけじゃないのよ?」
阿部「まぁ、だから康二が悪いとかじゃないからね?」
向井「…はい」
岩本「まぁでも、さっきのはAが悪い。康二に誘われたのに断る理由は無い」
Aが端に行きたがる理由。
本人から聞いたことは無いけど、恐らくそうじゃないかなってのは何となく分かる。
ファンからの見られ方とか気にしてるのかなって。
元々自分から前に出るタイプでもないから、他のメンバーは端が落ち着くんだろうなぁくらいにしか思ってなかったと思うけど。
別に本人だって、もう今となってはそこが定位置で落ち着くくらいにしか思ってないと思うしね。
渡辺「遅くね?」
阿部「呼んでくるよ」
渡辺「わりぃ。頼んだ」
数分経っても戻ってこないAに、翔太が痺れを切らし始めたから呼びに行こうと扉に体を向けた。
するとガチャっと勢いよく扉が開いて息を切らしたAが戻ってきた。
『ごめんなさい!』
そのまま真っ直ぐ康二の前に行って頭を下げたAに、俺らは驚いて固まったままだった。
『康二くんの隣が嫌とかじゃなくて、私いつも端っこだからさ…。でもごめん、あの態度は私が悪かった』
向井「ええねん…、俺もしつこかったし」
『いや、私が悪い。よく考えれば断る理由なかったし、誘ってくれたから隣行く』
実は誰よりもグループの見られ方を気にしてるのはAだって俺は知ってるんだよね。
だからきっと、今回もSnowManのことを考えて自分なりに答え出してきたんだろうな。
そう思った。
『みんなも、空気悪くしてごめん』
目黒「俺らは別に」
「戻ってこないかと思いました…」
『え?それはごめん。飲み物買いに行っただけだよ?』
ラウ「飲み物持ってないですけど」
『あー、樹にあげた』
渡辺「…なんで樹?」
あーあ、最後の一言でまたピリッとしたよ?
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りーむ(プロフ) - ねぎとろさん» はじめまして。ありがとうございます!少し時間に余裕が出来たので更新頻度上げられたらなんて思ってますので今後の展開も楽しんで頂けると嬉しいです(^^) (2月25日 12時) (レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
りーむ(プロフ) - 目黒みなみさん» うわぁ泣かないで…。それだけ感情移入してくださっているなんて嬉しいです(T T) (2月25日 12時) (レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
りーむ(プロフ) - みぃ〜さん» はじめまして!作者も書きながら感情移入しすぎて胸が締め付けられております…(笑)ありがとうございます!励みになります(^^) (2月25日 12時) (レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
りーむ(プロフ) - mskmnm626さん» はじめまして!楽しんでいただけていて嬉しいです!ありがとうございます(^^) (2月25日 12時) (レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
ねぎとろ - 初めまして、お話を読んでいてハラハラドキドキが止まらず…あっという間に読み終わってました…忙しいかと思いますが応援しています!!頑張ってください!! (2月24日 3時) (レス) @page48 id: c72133fc5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りーむ | 作成日時:2023年11月8日 20時