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田中「お、A」
松村「うわ。幸せ逃げそうな顔してる」
田中「なんかあった？」
『樹…北斗…。なんで分かるの』
田中「まぁ俺らは分かっちゃうのよ」
松村「相変わらず分かりにくいけどねあなた」
飲み物を買いに自販機に行けば、SixTONESの樹と北斗に出くわした。
同じ高校で同い年である彼らには私の感情がいつもバレてて、そんな2人につい甘えてしまう。
松村「俺らが聞いてあげようじゃないの」
田中「どうせまたあれだろ？メンバーとの関わり方分からなくて困ってる的な」
松村「いつもの、素直になれない的なあれね？」
唯一の女だから、距離感を間違えたら私に居場所は無くなると思って今まで過ごしてきた。
｢女だからって贔屓したりはしない｣、大人からはそう言われ続けた。
周りに馴染めるように、男らしく振る舞っていたらいつの間にかそれが本当の自分みたいになって本音を言えないまま今に至る。
田中「お前なぁ、なんで俺らにはこんな素直になれるのにメンバーには言えないんだよ」
今さら、自分の女の子みたいな部分はメンバーの前で出したくない。
『私がさ、本当は寂しいとか言ったら気持ち悪いじゃん？』
田中「別にそんなことねぇだろ」
『…いいんだよ。今まで通り、可もなく不可もなく過ごしていれば平和に過ごせるんだから』
松村「そんな見せかけの平和意味無いだろ」
北斗の核心をつく言葉が心に染みた。
波風立てずに、炎上させないように、グループの端っこで悪目立ちしないように。
そんな私の本当の姿を知っている人たちの言葉ほど刺さるものは無い。
『そうだよね…。実際今日はそのせいで空気悪くした』
松村「そっか」
『入った4人がさ、あまりにも真っ直ぐな人達だからさ…』
田中「だろうな」
『6人は向こうから距離詰めようとしてこなかったけど、4人は違うからなんか分からなくなっちゃって』
松村「良い機会なんじゃない？4人と仲良くなる流れで素直になりなよ」
田中「Aが本当は寂しがり屋の泣き虫だって言ってやろうか？」
『それだけはやめて』
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りーむ(プロフ) - ねぎとろさん» はじめまして。ありがとうございます！少し時間に余裕が出来たので更新頻度上げられたらなんて思ってますので今後の展開も楽しんで頂けると嬉しいです(^^) (2月25日 12時) (
レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
りーむ(プロフ) - 目黒みなみさん» うわぁ泣かないで…。それだけ感情移入してくださっているなんて嬉しいです(T T) (2月25日 12時) (レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
りーむ(プロフ) - みぃ〜さん» はじめまして！作者も書きながら感情移入しすぎて胸が締め付けられております…(笑)ありがとうございます！励みになります(^^) (2月25日 12時) (レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
りーむ(プロフ) - mskmnm626さん» はじめまして！楽しんでいただけていて嬉しいです！ありがとうございます(^^) (2月25日 12時) (レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
ねぎとろ - 初めまして、お話を読んでいてハラハラドキドキが止まらず…あっという間に読み終わってました…忙しいかと思いますが応援しています！！頑張ってください！！ (2月24日 3時) (レス) @page48 id: c72133fc5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りーむ | 作成日時：2023年11月8日 20時
