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田中「なんであぁ言っちゃうのかなぁ」
『…巻き込んでごめん』
田中「それはいいけどさ」
もし、樹が連れ出してくれなかったら私はこれ以上何を言っていたんだろうって考えると怖い。
田中「メンバーに当たるくらいなら話せって」
『それができないの知ってるくせに』
田中「知ってるから言ってんじゃん」
『本当に馬鹿だよね。体調悪いのに言えなくて、そのくせ気づいてもらえないとイライラして』
田中「うん、馬鹿だよ。自分から隠してるのに」
『今まで一度も気づかれたことないのにね、今更なに期待してんだろほんと』
ここ数ヶ月、どうしても感じてしまう。
自分は本当に馬鹿で、頑固で、可愛くないんだなって。
思う理由が何なのも分かってるけど、認めると必死で作り上げたものが全て壊れる気がする。
田中「どう？」
『うん、ちょっと薬効いてきたかも』
田中「そ。じゃあ時間無いから戻りな」
『色々ありがと』
田中「これぐらいいいよ。俺らダチだろ？」
私がこれ以上落ち込まないようになのか、樹はふざけたように笑って顔の横でピースをした。
｢ドームまで残りのサマパラ頑張んないと。大丈夫だから｣って背中を押される。
これだから樹離れ出来ないんだよ。ねぇ北斗、どうする？
本番まで時間もない。
とりあえず気持ち切り替えなきゃ。
阿部「準備終わってる？」
『…うん。終わってる』
楽屋に入れば、みんなが私を見た気がしたけど私は誰のことも見れなかった。
黙って椅子に座った私に阿部ちゃんはいつもと同じように声を掛けてきた。
阿部「第二次反抗期ついにきた？」
『来てない。だからなんで、反抗期来て欲しいの？』
阿部「俺、Aの反抗期好きだったもん」
『変わってるね』
昔も、私が大人に対してイライラしてたらこうやって最初に阿部ちゃんが声をかけに来てくれてたなと思い出した。
その時からこの人ちょっと楽しそうにしてたよね。
おそらく私たちの会話を聞いているであろうメンバーに聞こえる声で言っておいた。
『ごめん。空気悪くしたの私だから、みんなは何も悪くない』
『仕事はちゃんとやる』
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りーむ(プロフ) - ねぎとろさん» はじめまして。ありがとうございます！少し時間に余裕が出来たので更新頻度上げられたらなんて思ってますので今後の展開も楽しんで頂けると嬉しいです(^^) (2月25日 12時) (
レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
りーむ(プロフ) - 目黒みなみさん» うわぁ泣かないで…。それだけ感情移入してくださっているなんて嬉しいです(T T) (2月25日 12時) (レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
りーむ(プロフ) - みぃ〜さん» はじめまして！作者も書きながら感情移入しすぎて胸が締め付けられております…(笑)ありがとうございます！励みになります(^^) (2月25日 12時) (レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
りーむ(プロフ) - mskmnm626さん» はじめまして！楽しんでいただけていて嬉しいです！ありがとうございます(^^) (2月25日 12時) (レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
ねぎとろ - 初めまして、お話を読んでいてハラハラドキドキが止まらず…あっという間に読み終わってました…忙しいかと思いますが応援しています！！頑張ってください！！ (2月24日 3時) (レス) @page48 id: c72133fc5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りーむ | 作成日時：2023年11月8日 20時
