デビュー ページ40
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”CDデビュー”
長年追いかけてきた物が突然、形になって目の前にやってきた。
嬉しいはずなのに、素直に喜べないのはなんでだろう。
翔太くんと喧嘩したあの日から私は、ここにいることが正解なのか分からなくなって来ていた。
「七葉、ちょっと残って」
1人また1人と病室を出て行く中、私だけが呼び止められた。
静かに閉まった扉を確認した後。
｢七葉に提案があるんだけど｣という前置きと共に言われた言葉には正直驚きよりも、悲しさが襲った。
「七葉、ソロデビューしない？」
『…え、』
「お前なら1人でもやれると思う。それにグループの中で隠れている今よりも注目される」
『それって、SnowManを抜けるってことですか？』
「そうだね。グループもデビューするし、タイミング的には今しかないと思うけど」
なにも考えられなかった。
言われている言葉を理解する気にもなれなかった。
頭が真っ白になっていく感覚。
ついに私の居場所が無くなったような。
「事務所初の女の子として期待もポテンシャルもあるのに今は生かせてない」
『……』
「自分でも思ってるんだろ？このままここにいていいのかって」
やっぱり、SnowManに私の居場所は無かったのだろうか。
無かったんだろうね。
必死に自分のスペースこじ開けて居座っていただけで、きっと最初から無かったんだ。
『それでも、私は、SnowManじゃないと意味ないですから』
「グループのこと大好きなのは分かってるよ。でもこのままグループにいてお前が幸せになれるのか、俺には自信が無い」
私のため、という綺麗事にしか聞こえなくなってくるほど胸が苦しかった。
だって、こんな提案されるなんて、SnowManから私がいなくなっても困らないってことだ。
SnowManには私が必要なくて、SnowManには私は合わないって。
現実を叩きつけられている。
『…私が、SnowManに必要ないとしても、グループを抜けることになったとしても、ソロで活動することは絶対に無いですから』
「それはなんで？」
『私、SnowMan以外でアイドルやるつもり無いので』
SnowMan辞める時が来たら、死んだっていい。
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りーむ(プロフ) - ねぎとろさん» はじめまして。ありがとうございます！少し時間に余裕が出来たので更新頻度上げられたらなんて思ってますので今後の展開も楽しんで頂けると嬉しいです(^^) (2月25日 12時) (
レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
りーむ(プロフ) - 目黒みなみさん» うわぁ泣かないで…。それだけ感情移入してくださっているなんて嬉しいです(T T) (2月25日 12時) (レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
りーむ(プロフ) - みぃ〜さん» はじめまして！作者も書きながら感情移入しすぎて胸が締め付けられております…(笑)ありがとうございます！励みになります(^^) (2月25日 12時) (レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
りーむ(プロフ) - mskmnm626さん» はじめまして！楽しんでいただけていて嬉しいです！ありがとうございます(^^) (2月25日 12時) (レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
ねぎとろ - 初めまして、お話を読んでいてハラハラドキドキが止まらず…あっという間に読み終わってました…忙しいかと思いますが応援しています！！頑張ってください！！ (2月24日 3時) (レス) @page48 id: c72133fc5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りーむ | 作成日時：2023年11月8日 20時
