変化 ページ37
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side 阿部
数年間、絶妙なバランスで成り立っていたグループの関係がグラグラと揺れている。
この前のAと翔太の喧嘩は思っていたよりも影響を及ぼしているようだった。
喧嘩の数日後、｢ごめん。言い過ぎた｣とやけに素直に謝った翔太に｢でも本心だったよね？｣と突き放したAの一言をきっかけに2人はほとんど喋らなくなった。
渡辺「なにそれ」
「かわいくない？」
渡辺「いや、わかんねぇ笑」
「えー！かわいいのに！」
今まではなんだかんだ隣を死守していた翔太が、Aから1番離れた場所に座るようになった。
美々や康二に絡まれながら言葉とは対照的に嬉しそうな表情をしている。
それに対してAは相変わらず机に突っ伏している。
でも、時々動く手や足が本当は眠っていないということを教えてくれる。
目黒「めっちゃ見てる笑」
阿部「え？あ、A？」
目黒「うん」
阿部「なんか、気になっちゃって」
俺の顔を覗き込むように話しかけてきた目黒。
俺と同じようにAの方を見つめて、またこっちを見た。
目黒「なんか不器用だよね、あの人」
目黒はそう言って迷いなくAの方へと向かっていった。
あの真っ直ぐさは７人時代には無かったかも。
俺たちはAと正面からぶつかることを避けていたような気さえするから。
『…！びっくりした…、目黒か』
Aの横にどかっと音を立てるように座った目黒に、肩を震わせ驚いたAはゆっくりと顔を上げた。
まるで他の誰かを期待していたかのような返事。
それでも、少し安心したようにも見えた。
目黒「なんだ。起きてんじゃん」
『まぁ…』
目黒「寝れない？」
『そういうわけではない』
目黒「…うるさい？」
騒いでいるメンバーたちを見て目黒が聞けば、軽く笑って頭を横に振った。
『うるさいのは今更でしょ笑』
目黒「じゃあなんで？」
『別に、何も…』
口には出してないけど、きっとこの前の翔太との喧嘩を引きずっているんだろうってなんとなく分かる。
だって今も、無意識かもしれないけど、時々翔太の方を見ながら目黒と話している。
そんな姿を見て俺まで切なくなった。
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りーむ(プロフ) - ねぎとろさん» はじめまして。ありがとうございます！少し時間に余裕が出来たので更新頻度上げられたらなんて思ってますので今後の展開も楽しんで頂けると嬉しいです(^^) (2月25日 12時) (
レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
りーむ(プロフ) - 目黒みなみさん» うわぁ泣かないで…。それだけ感情移入してくださっているなんて嬉しいです(T T) (2月25日 12時) (レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
りーむ(プロフ) - みぃ〜さん» はじめまして！作者も書きながら感情移入しすぎて胸が締め付けられております…(笑)ありがとうございます！励みになります(^^) (2月25日 12時) (レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
りーむ(プロフ) - mskmnm626さん» はじめまして！楽しんでいただけていて嬉しいです！ありがとうございます(^^) (2月25日 12時) (レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
ねぎとろ - 初めまして、お話を読んでいてハラハラドキドキが止まらず…あっという間に読み終わってました…忙しいかと思いますが応援しています！！頑張ってください！！ (2月24日 3時) (レス) @page48 id: c72133fc5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りーむ | 作成日時：2023年11月8日 20時
