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side渡辺
渡辺「Aってどんなやつ？」
田中「それ俺に聞く？てかメンバー！知ってるでしょ」
渡辺「でも樹の方が知ってるじゃん」
田中「まぁそうだけど！」
個室のご飯屋さんで目の前に座ったあいつと仲良いこの男。
呆れたように笑って、でも俺の質問に真剣に向き合ってくれる樹は相変わらず優しい。
俺も樹みたいにAに優しければ、もっと近い存在になれていたのだろうか。
渡辺「分からなくなった。…Aのこと、メンバーでは俺が1番分かってると思ってたんだけどね」
田中「俺もそう思うけど」
渡辺「でも、翔太くんは私の事何も分かってないってさ」
田中「あいつそんなこと言ったの？」
渡辺「うん。そんで喧嘩した」
樹は目を見開いて驚いた後、また呆れたよう苦笑いをした。
渡辺「分かってないんだって、これだけ一緒にいても」
田中「ただでさえ分かりにくいのに隠すからな」
渡辺「…怖い。考えてる事が分からないのも、もしかしたらいつか本当にSnowManからいなくなるんじゃないかってことも」
きっと俺は、そんなことないって怒って否定してくれると思ってたんだ。
なのに、そうだねってやけに落ち着いて言ったAに不安になった。
気がつけば言葉が出てて、傷ついた顔をしたのが見えたのに止まらなかった。
田中「俺の知ってるAは、泣き虫で死ぬほどSnowManが大好きな奴だよ」
グラスを置いた樹が真っ直ぐ俺を見てそう言った。
泣いてるところ見たことねぇんだよ。
俺には見せてくれねぇじゃん。
田中「でも、Aもしょっぴーのこと分かってないよね」
渡辺「え？」
田中「しょっぴーがこんなにAのこと好きだって知らないじゃん？」
渡辺「…別に、好きとかじゃないから」
田中「いや、飯の時絶対Aの話するからね？」
渡辺「それは…、樹とAが仲良いからじゃん。お前こそどうなんだよ」
田中「俺はそういうのじゃないから。放っておけない妹みたいな感じ？」
渡辺「同い年じゃん」
田中「年下感強くね？」
渡辺「年下だから分かんねぇ」
それからどれくらいだろうか。
知らないAの話を沢山聞いた。
そろそろ帰ろうとお店を出た後、俺を呼んだ樹が言った。
｢あいつ思ってるより強くないよ｣って。
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りーむ(プロフ) - ねぎとろさん» はじめまして。ありがとうございます！少し時間に余裕が出来たので更新頻度上げられたらなんて思ってますので今後の展開も楽しんで頂けると嬉しいです(^^) (2月25日 12時) (
レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
りーむ(プロフ) - 目黒みなみさん» うわぁ泣かないで…。それだけ感情移入してくださっているなんて嬉しいです(T T) (2月25日 12時) (レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
りーむ(プロフ) - みぃ〜さん» はじめまして！作者も書きながら感情移入しすぎて胸が締め付けられております…(笑)ありがとうございます！励みになります(^^) (2月25日 12時) (レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
りーむ(プロフ) - mskmnm626さん» はじめまして！楽しんでいただけていて嬉しいです！ありがとうございます(^^) (2月25日 12時) (レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
ねぎとろ - 初めまして、お話を読んでいてハラハラドキドキが止まらず…あっという間に読み終わってました…忙しいかと思いますが応援しています！！頑張ってください！！ (2月24日 3時) (レス) @page48 id: c72133fc5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りーむ | 作成日時：2023年11月8日 20時
