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side 渡辺
『ごちそうさまでした。…すごい美味しかった』
渡辺「マジでありがとう。美味しかったわ」
まさか、こんな風にAと康二の家に来るとは思ってもいなかった。
まさか、Aが康二の誘いに乗るとは思わなかった。
最初は｢いや、なんで？行かないよ？｣って拒否してたけど、俺もいると分かってから悩み始めて｢…じゃあ行こうかな｣と同意した。
誰もAがメンバーの家に行くなんて想像もしてなかったから、その言葉にはみんな驚いて振り向いていた。
何年も一緒に活動して見てきた俺の記憶では、Aがメンバーの誰かの家に行くのは始めてだ。
向井「え、待って、帰るの？」
『え、帰るよ？』
向井「え、なんで？」
ご飯を食べ終えたら、片付けをして帰ろうとするA。
どうやら夜ご飯だけご馳走になったら帰るものだと思っていたようで、そのまま泊まって行くと思っていた康二と｢え？｣｢なんで？｣って繰り返している。
渡辺「落ち着けって笑」
向井「しょっぴー！なんとか言うてや」
渡辺「…もう遅いし今日は泊まれば？」
『いや、ここ翔太くんの家じゃないじゃん』
渡辺「そうだけど。康二がいいって言ってるんだし、俺も泊まるから」
まぁ帰れなくもないけど、もう遅いし方向的にここからAの家は多分遠い。
それにここ最近のAの様子やご飯中の様子を見ていると、このまま帰すのも躊躇う気持ちがある。
間に入って俺が説得すれば、少しだけ納得してなさそうな顔をした。
『でも、まだ電車も間に合うと思うし、タクシーでも帰れる』
向井「そう言う問題ちゃうやん！女の子なんやし、危ないやん」
『…女の子、ね』
渡辺「…。いいから、今日は泊まれ」
康二に女の子と言われて少し顔が歪んだのが見えた。
それがどんな感情の表情なのかは分からなかった。
向井「お風呂、入ってきな？」
『…ん。ありがとう』
康二に差し出されたパーカーとスウェットを大人しく受け取ってお風呂に向かった姿を見て、思っていたよりメンタルに来ているんじゃないかと思った。
Aのあんな顔、初めて見た。
今にも消えそうな顔してたな。
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りーむ(プロフ) - ねぎとろさん» はじめまして。ありがとうございます！少し時間に余裕が出来たので更新頻度上げられたらなんて思ってますので今後の展開も楽しんで頂けると嬉しいです(^^) (2月25日 12時) (
レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
りーむ(プロフ) - 目黒みなみさん» うわぁ泣かないで…。それだけ感情移入してくださっているなんて嬉しいです(T T) (2月25日 12時) (レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
りーむ(プロフ) - みぃ〜さん» はじめまして！作者も書きながら感情移入しすぎて胸が締め付けられております…(笑)ありがとうございます！励みになります(^^) (2月25日 12時) (レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
りーむ(プロフ) - mskmnm626さん» はじめまして！楽しんでいただけていて嬉しいです！ありがとうございます(^^) (2月25日 12時) (レス) id: 489a31cabe (このIDを非表示/違反報告)
ねぎとろ - 初めまして、お話を読んでいてハラハラドキドキが止まらず…あっという間に読み終わってました…忙しいかと思いますが応援しています！！頑張ってください！！ (2月24日 3時) (レス) @page48 id: c72133fc5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りーむ | 作成日時：2023年11月8日 20時
