DETARAME theater -ブレーメンの音楽隊- 他

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三匹で歩いていると、あるお屋敷のそばを通りました。

門の上に一匹のジュンスオンドリがとまっています。

すっごい声で鳴いてるじゃないですか・・・


JJ：こいつ、いつもうるさいんだよ・・・


YH「おまえは腹の底まで響くような声で鳴いているけど、朝でもないのにいったいどうしたの？」


JS「朝が早く起きられなくなってきたんだ。

で、今はいいお天気だって知らせてるとこだよ。」


ジュンスオンドリは答えました。


JS「今日は聖母さまのお誕生日じゃん。

明日の日曜にはお客さんが大勢来るんだ。


その時に、おかみさんがこのボクをスープにして食べようって、料理番に言いつけたんだ。

だから、ボクは今夜首を切られるんだ。

だから、せめて、声の出せるうちに喉が破れるほど鳴いておこうと思ってさ。


みんなも聞いといて！！」


JJ：ふん。おまえなんか食われればいいんだ・・・


YH「お〜い！何を言ってるんだ！！

やられるのがわかってて、なんで逃げないの。


僕たちと一緒にブレーメンに行かないか？

死ぬくらいなら、それよりもましなことはあるさ。


おまえはいい声をしてる。

きっとアジア一、いや、世界一だよ。


僕たちが一緒に音楽をやったら、たいしたもんだと思うよ。」


ジュンスオンドリはこの申し出をすごく喜びました。


JJ：こいつは、おだてたら、すぐその気になるんだよ・・・

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