”TRUST” ５８ -JJ- (ページ45)

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入院の理由 -JJ side- ページ45

Aは、オレと話をしたことで随分落ち着いてきた。

　「ほんとに遅くなってごめん。

不安にさせてごめんね・・

さっきまでみんなで話し合ってて・・・」

A「お酒飲みながら・・・？」

あぁ、バレてたか・・・

　「ごめん。ちょっと気分転換に・・・」

酒の匂いするよな・・・

ちょっとまずかった・・・

　「それより・・・

ドゥリムは大丈夫なんだよね？

入院の話をまだ聞いてなかったよ。」

話をそらしたかったのもあるけど、この話をまだちゃんと聞いてなかったことに気づいた。

A「あのね・・・」

　「うん。」

A「つわりであまり食べれなくて・・・

それを良くするために、毎日点滴してたの。」

　「点滴？」

A「家に誰もいないんだったら、毎日通院するよりも入院した方が楽でしょ？って、佐紀さんやお医者さまが・・・」

　「そうだったんだ・・・

それにしても、言ってほしいよ・・・」

A「ごめんなさい・・・」

　「今はもう楽になったの？

食べれる？」

A「うん。

嘘みたいに食べれるの。」

　「それで顔色もよくなって日本に居るときよりも元気に見えたんだ。」

A「ん・・・」

　「ほんとに・・・

Aはいつもいつも・・・

ちゃんとオレに言ってほしいよ。

ドゥリムも・・・」

今度はドゥリムに向かって話しかける。

　「ドゥリも大事だけどね、アッパにはオンマが一番大事なんだからね。

オンマに迷惑かけちゃアッパが許さないよ？」

A「ジェジュン・・・」