”TRUST” ５８ -JJ- (ページ5)

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味気ない... ページ5

一通りの診察が終わってから尋ねてみた。

　「あの・・・先生・・・？」

先「はい？」

　「主人に会いに韓国に行きたいんですけど、この調子なら行けますか・・・？

飛行機とか、大丈夫ですか・・・？」

先「そうね。

つわりがきついだけで、他にはなにも異常がないから大丈夫でしょう。

家に一人って聞いてたけど、ジェジュンくん、今韓国なの？」

　「そうなんです。」

先「それで心細いこともあって、調子が悪くなったのかしらね～」

　「精神的なことも関係するんですか・・・？」

先「多少はあるわね。

会って抱きしめてもらったら、すぐに調子もよくなるわよ。

ジェジュンくんも、あなたを一人で置いて行くのが心配だったでしょうね～

過保護な旦那さまだもんね～！！」

”あっはっは～！！”と、笑ってしめくくられた・・・

”過保護”って・・・

ここでもそう思われてるのか・・・

彼がソウルに戻る日に着くようにしよう。

部屋に帰ってジェジュンにLINEを入れる。

心配かけないように、元気よく打つ。

　「おはようございます。

先生に聞きました。

韓国に行っても大丈夫ですって。

飛行機も大丈夫って。

いつソウルに戻りますか？

その日に向かいます。」

送ってすぐに、ジェジュンから着信・・・

JJ「あいかわらず味気ない内容・・・」

　「え？」

JJ「会いたいから会いに行くね、とか、愛してるわ～、とか、かわいい絵文字とかハートとか・・・

そういうの、あまり見たことないんだけど・・・」

　「そう・・・？」

だって、そんなの恥ずかしいじゃんね・・・

JJ「ま、今回は、来てくれるから許す。」

　「あ、ありがとう・・・」

JJ「えっとね・・・」

ソウルに戻る日を聞いて、ジェジュンが飛行機を取って時間を連絡すると言ってくれた。