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ウニョクの、、、2 ページ8

だけどその瞬間。

見えないくらい早い動きで伸ばされた手に、腕を絡みとられたと思ったら。
僕は足を払われて、あっという間に川の中で
組みしだかれていた。

いっけね、僕の方が運動出来たから昔なら勝てたけど。
この人、ついこないだまでこういうの専門にしてたんだった、、、

「うわあ、イテテテ、ヒョンごめんなさい」

怒ってるよなあ、と恐る恐る、押さえつけられたその体の下からトゥギヒョンを見上げると。

ところがどっこい、泣きながらめちゃくちゃ笑っていた。

「嬉しいことしてくれるじゃないか。やられたよ、いま流行りの逆ドッキリか。すっかり騙されたなあ。

お前の守ってきたスーパージュニア、やっぱり最高だな」

「トゥギヒョン、、、」

うわ、僕ダメじゃん。
仕掛け人が感動して泣いたら終わりだぞ?


頰の内側をちょっと噛んで、涙を必死にこらえる僕。

その時。
ニコニコへらへらと嬉しそうに僕をを見つめてたドンへを。
いつの間にか立ち上がって後ろに回り込んだヒチョルヒョンが本気の膝カックンで転ばせた。

「うわー!」

結局ふたりともヒョンの反撃にあってずぶ濡れになる。

でも嬉しそうに顔をパシャパシャと洗って、髪をかきあげて笑うドンへ。

するとふたりのヒョンは、アイコンタクトをすると対岸へ走り出し、残りのメンバーを道づれに取りかかった。

後はもう、てんやわんやの大騒ぎ。
水を掛け合い、転ばせ合いの、子どもの水遊びのようにはしゃぐ僕ら、、、平均年齢27歳。

そんな様子を、集まったエルフ達も大騒ぎで喜びながら見守ってくれている。

うん、やっぱり僕たちはこうじゃないとな。
僕は満足して、楽しくて仕方なかった。

ひととおり騒ぎ終わって、トゥギヒョンがエルフに向かっていつもの深ーいお辞儀をする。

「今日は本当にありがとう!
こんなサプライズがあるなんて、僕とヒチョルは知らなかったよ。

僕らずっとこのまま、エルフと一緒にいるからね!」

そしてメンバー全員でお辞儀をしておきまりの挨拶を済ませると、エルフのみんなは、スタッフに促されて引き上げて行く。

そして僕が満足気に微笑んでいると。
ヒチョルヒョンが突然クルッと振り返って、悪魔の笑顔でこう言った。

「ウニョク?イ・ヒョクチェ?

俺様を騙すなんて、いい度胸だな。
よーく、覚えておくぜ?」


!!!!!


その撮影の最終カットは。
絶望的な表情で青ざめる、僕のアップで終わった。

ドンへの幸せ?→←ウニョクの、、、



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作品ジャンル:タレント
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作者名:さこぽ | 作成日時:2014年10月25日 1時

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