Begin to move 3(まりこ) ページ31
DH「ヒョク？ねえ、どう？どうなってんの？」
EH「うーん、よくわからない。あ、でもなんかニコニコしてるよ？
うまくいったんじゃないの」
RW「うまくって？イェソンヒョン、あの人のこと口説いてんの？」
EH「んー、まだそういうんじゃないはずだけどなあ。いや、でもそういう流れになったらわかんないかあ」
DH「やー、押すなよ。騒いだらスタジオのマネヒョンにバレるぞ」
Aをこっそりと運んだ控え室のドアをそーっと開けて。
ウニョクが顔を突っ込んで覗き役、後ろでドンへが団子のようにくっついてそのレポートを聞いている。
なんだか、コントみたい。
この人達、本当にいつもこんななんだ、、、
笑いをこらえながら、彼らの会話を少し後ろから聞いていると。
KH「でもまりこさん。あれいいんですか？イェソンヒョン、もちろん悪い人じゃないけど、、、
まりこさんが言ってたみたいに、Aさんにとってはあんまり良くないんじゃないのかなあ、これ以上関わるの」
RW「そうだね、僕らもまりこさん達と知り合いとしてお付き合いする分には全然問題ないんだけどさ、日本の人ならそこらへんすごく信用できるしね。
だけどなあ、ヒョン、悪気ないところが悪いっていうか、後先考えないところがあるっていうか、考えられないというか、、、」
と、声をかけられ、さすが冷静なお二人にもっともな指摘を受ける。
まりこ「ええ、それはそうなんです。別にイェソンさん、あの子のことまだどうも思ってないでしょうから、あんな風に近寄られたら、先に苦しくなるのは絶対あの子の方だもの。
私ももちろん友人としてAが心配だし守りたいって思いますし、もしみなさんにご迷惑かけることになったらどうしようって、正直、今すごく困ってます。
でもー。
根拠ないんですけど、大丈夫なんじゃないかなって。
あ、うまくいくだろうとかそういうんじゃなくて、もし傷ついて終わっても、良い方に変えられそうな気がするんです、いろいろ。
Aにこんな運命があるなんて考えたこともなかったけど。
あの子がしたいようにさせてあげたいなあ、なんて。
やっぱり迷惑ですかね？」
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作者名：さこぽ | 作成日時：2014年9月5日 18時
