story 7-3 ページ3
『ファミレス行ったことあるの?って思ってるやろ!(笑)』
「へ!?い、いや、あの、ちょっとだけ…」
『んははは、俺ファミレス好きやねんで?(笑)』
ファミレスが好き?
藤井さんが???意外だ…
そんなことを思っていると、向こうから小さく『そろそろ出番でーす』と聞こえた。
「あ…ごめんなさい、テレビ収録かなにかでしたか!?」
焦ってそう聞くと、藤井さんは『あー、せやねん』と笑い、
『また終わったら連絡するからその時行きたいお店教えてな!
あ、行くのは夜やで!ほなね!』
と言われ、電話は終わった。
終わってからもぼーーっとスマホを眺めることしか出来なくて。
電話番号を眺めてるだけ。
こんなこと出来るのは今日できっと最後。
あ、服…服はどうしたらいい?
まともな服なんて持ってない!
メイクもしなきゃ…
髪型だって…
「…何から手をつければ」
そんなことを考えていたら、昨夜の出来事、決心なんてまるで嘘のように忘れていた。
もしかしてそれが藤井さんの狙い?とか思ったけど、そういえば昨日のことは藤井さんは知らないはずだ。
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作者名:一姫(いつき) | 作成日時:2018年4月22日 23時