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スンチョル side
「ごめん、なんか巻き込んだみたい」
「ホントだよ。タイミングが悪い…。ジフンに頼まれた武器を持ってきたってこともあるけど、"例の件"もあってわざわざ本部に来たって言うのに」
「あぁ…そのことね」
"例の件"と言われ俺は瞬時に悟る。
本当にごめん。と謝ればミンギは肩を竦めていた。
ミンギが言った例の件は一旦置いておき、これからどうするべきか話していると、もぞりとジフンが身動きをしていた。
「…っ、いって…」
「ジフナ、大丈夫？」
「…ヒョン…？」
薄く目を開き周りを確認したジフンは舌打ちをしながら身体を起こす。
「あの影使い…僕をチビって言った…許せない」
「そっちに怒るんだ…」
この様子だとどうやらジフンは大丈夫かな。
チビは…まぁ、うん。
「てか、…なんでミンギさんいるの？」
「君が注文した物持ってきたんだけど」
「あ〜…そうだった。で、物は？」
「その子倒れてここまで運び込む為にぶん投げてきたよ」
「………」
スニョンを指差すミンギ。
そして隣でぐーすか眠るスニョンを見下ろすジフン。
ジフンはおもむろにスニョンの襟を掴むと……。
「おい、起きろ馬鹿虎」
頬っぺを往復ビンタしだした。
「ちょちょちょ、ジフン！」
「大丈夫ヒョン、こいつの頬っぺぷにぷにだから実質ダメージゼロだよ」
「そんな訳ないから！」
ジフンを羽交い締めにしてスニョンから引き剥がすとスニョンからは呻き声が上がり、やがて目が開かれる。
「…頬っぺ…いたい」
「ご、ごめんスニョン…」
「ちょっと、僕の注文した物取ってきてよ」
「…はぁ、なに…？」
起きて早々ガン飛ばされたるスニョンがあまりにも可哀想で。
「また…またミンギに注文すればいいよジフン」
「いくらしたと思ってんの！！」
怒られてしまった。
「それよりウォヌは…？…って、なんでこんな頭クラクラすんだよ…っ」
まだ薬が身体から抜けきらないスニョンはふらふらと立ち上がる。
「スニョン。君はここから脱出するんだ。組織じゃない人間をこれ以上巻き込む訳にはいかない…」
「でも…ウォヌが」
「ウォヌは俺がなんとかするから」
それでもスニョンは納得のいかない顔をしていた。
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yui(プロフ) - ルカさん» ありがとうございます！それは誰が為に 5公開しました。 (2020年5月22日 3時) (
レス) id: b7a9992a65 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - 伊狐さん» ありがとうございます！それは誰が為に 5公開しました。 (2020年5月22日 3時) (レス) id: b7a9992a65 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - いつも読ませていただいてます。とっても面白いです。パスワードを教えていただきたいです。今後も楽しみみしてます! (2020年5月22日 2時) (レス) id: 7b2d92024a (このIDを非表示/違反報告)
伊狐(プロフ) - この作品が大好きでお気に入りです！パスワード教えてください！これからも応援しています！ (2020年5月22日 2時) (レス) id: c76b536d3e (このIDを非表示/違反報告)
レオナ(プロフ) - ジュンピ落ちがいいです！これからも頑張ってください！ (2020年5月11日 23時) (レス) id: 4de243fabb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2020年3月30日 22時
