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テミン side


窓の外から見える青い空に、僕は堪らなく息を吐いた。
昔は…この空が見たくてよく抜け出したりしたけど、見慣れてしまうと何とも思わないものだ。



「テミン、ちょっと、私の話し聞いてる?」

「うん、聞いてるよ」

「嘘つき!空を見てる時は大体あの子のことを考えてるくせに」



違うよ。と言い返すのも面倒で、僕は窓の外から視線を移動させる。
不機嫌そうに唇を尖らせた綺麗な顔が、僕を睨みつけていた。


「スジョン。機嫌が悪いね」

「…無視されれば誰だって機嫌も悪くなるわ」


ふん。とそっぽを向くスジョンに苦笑が零れた。
その時、部屋の扉が開く。


「いやぁ…テヒョンこれ買い過ぎだろー?」

「大丈夫だよ!凄くお腹空いちゃったから、これぐらい食べれるよ」


買い出しに行っていたテヒョンとジンの帰宅に、スジョンは顔を顰めている。


「ちょっと…もしかして、またハンバーガーばっかり買ってきたわけ?」

「うん、スジョンも食べたかったらいいよ〜」

「何日続いてると思ってるのよ、馬鹿」


じゃあ食べなくていいよ!、食べないわよ!!と言い合いが始まったテヒョンとスジョンの様子を静かに見ていると、隣にジンが座り込む。


「もうちょっとだな」

「うん、そうだね」

「…早く助けてあげれるといいな」


ジンは眉を下げ、そう言う。

ジンが持ってきてくれたUSBに入っていた組織の情報。
あれのおかげで、随分と計画が早まった。



「(待ってて、A…)」




そう思いながら、僕はまた青い空を見上げた。


もう少しで君を助けにいくよ。

だから、君は…どうか無事でいて。

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yui(プロフ) - ルカさん» ありがとうございます!それは誰が為に 5公開しました。 (2020年5月22日 3時) (レス) id: b7a9992a65 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - 伊狐さん» ありがとうございます!それは誰が為に 5公開しました。 (2020年5月22日 3時) (レス) id: b7a9992a65 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - いつも読ませていただいてます。とっても面白いです。パスワードを教えていただきたいです。今後も楽しみみしてます! (2020年5月22日 2時) (レス) id: 7b2d92024a (このIDを非表示/違反報告)
伊狐(プロフ) - この作品が大好きでお気に入りです!パスワード教えてください!これからも応援しています! (2020年5月22日 2時) (レス) id: c76b536d3e (このIDを非表示/違反報告)
レオナ(プロフ) - ジュンピ落ちがいいです!これからも頑張ってください! (2020年5月11日 23時) (レス) id: 4de243fabb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yui | 作成日時:2020年3月30日 22時

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