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「A！！」
ハンソルくんの声にハッとした。
それと同時に後ろから抱きしめられるような形で首元にナイフがあてがわれた。
無機質な冷たい感触に思わずぞくりとする。
「えへへ。捕まえた」
低い声が背後から聞こえる。
「写真で見た時とイメージが違うなぁ。このドレスのせい？随分と大胆なの着てるね」
つつぅー。と、開いた背中に指を滑らせるそいつの行動に鳥肌が立つ。
あ、やばい。こいつ…なんかわかんないけど、色々やっばい。
A！とハンソルくんが私を助けようとするが、そいつの影が一際大きく動き、ハンソルくんを薙ぎ払う。
ハンソルくんの身体は壁に勢いよく叩きつけられていた。
「……っ！」
「ハンソルくん！」
「ダメダメ。動かないで。僕が用があるのはAだけ。君のことは今すぐ食べてもいいんだよ？でもね、食べないのは僕にも少し、優しさがあるから。Aの意見を聞いてあげようかなって？」
そう言ってそいつは、口を私の耳元に近付ける。
「Aがこのまま反抗しないで僕と一緒に来てくれるなら、そいつは助けてあげてもいいよ？」
どうする？と問われ、私は横目にハンソルくんを見る。
浅い呼吸で座り込むハンソルくんは少しだけ顔を上げると、小さく首を横に振っていた。
馬鹿な真似はしないで。
まるで、そう言ってるかのように。
「(でも…)」
どう考えても、この状況で私がなんとかして叶う相手ではない。
未知過ぎる相手の能力は、危険だと私の頭の中の警鐘がずっと鳴り響いていた。
…せめてもハンソルくんだけでも助かれば…希望は、まだあるはず。
「…わかった。その代わり、ハンソルくんには何もしないでね」
「うんうん。物分りのいい子は大好きだよ」
後ろから頭を撫でられ、顔を歪めていると、
「……っ、」
背中に感じる唇の感触と鈍い痛みに、頭が真っ白になる。
「テミンに見つかったら怒られちゃうかな？ま、いっか」
満足そうに頷き私の顔を覗き込むそいつの姿を初めて確認する。
子供のようにあどけない表情でにこにこと笑うそいつは、ムカつく程顔が良かった。
「君…今何して…」
「マーキングだよ？君は僕達のだから。いや、正確にはテミンの？あれ。でも、テミンのだったらやっぱりこれは怒られちゃうかな。んー…ヒョンに聞くべき？」
「訳わかんな…」
「あ、それと。君じゃなくて、僕の名前はテヒョン」
さぁさぁ行こう！と腕を引っ張られた時、私の頬を風が撫ぜた。
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レン(プロフ) - 今日からうちの子は改名してホシくんです！笑笑メスですけど笑笑 (2020年3月16日 17時) (
レス) id: 7ddd2a9a14 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - レンさん» ポメラニアン飼ってるんですね！羨ましいです〜！もうそれはポメホシくんなので盛大に可愛がってあげましょう！^ - ^ (2020年3月14日 19時) (レス) id: b3fbbcd754 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - めちゃくちゃ似合います！ふわふわしてチョコチョコしてる感じが！！← うちでもポメラニアン飼ってるので今日からホシくんだと思うことにします！笑笑 (2020年3月13日 14時) (レス) id: 7ddd2a9a14 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - レンさん» コメントありがとうございます！勝手ながらホシくんは絶対にポメラニアンが似合うなと、オタク心が疼いてしまいました。これからもポメホシくんをどうぞよろしくお願いします！！ (2020年3月10日 21時) (レス) id: b3fbbcd754 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ぽ、ポメラニアンになるホシくん…無理可愛すぎる… (2020年3月9日 20時) (レス) id: 7ddd2a9a14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yu-i | 作成日時：2019年12月8日 20時
