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「ジョンハンって人と付き合ってんの？」
「っ！！」
突拍子もない質問にココアを吹き出しそうになる。
「なんでそうなるかな！？」
「いや、だって。泣いてるAをあの人が抱き締めて…」
「わー！わー！それ以上言わなくてもいい！！」
ガッツリ見られてた。
これもしかしたら他の人にも見られてた説が濃厚になってくる。
何それ。無理。恥ずかしい。
「あの時泣いてたのは、なんで？」
ウォヌくんは首を傾げていた。
私の重い口が開く。
「…何も出来なかったから…。なんて自分が役に立たないことぐらいわかりきってたのに」
それでもあの時は自分の不甲斐なさが一番辛かった。
能力を使いこなせていれば状況が変わっていたかもしれない。
ウォヌくんは沈む私を見て天井を仰ぎ見る。
「あの時不甲斐なかったのは、俺も同じ」
紡がれた言葉は後悔しかない。
悔やんでも悔やんでも悔やみ切れないウォヌくんの気持ちがひしひしと伝わってくる。
「この能力で守るって決めたんだ。それなのに守れなかった。情けないよな」
「…ウォヌくんは頑張ってたよ」
「…頑張っても守れなきゃ意味がない」
正論に私は何も言えなくなる。
黙り込む私にウォヌくんは、ふっと自嘲気味に笑った。
「なんて、こんなこと考えても状況が変わるわけじゃないのに」
椅子から立ち上がり背伸びをするウォヌくんは切れ長の瞳で私を見下ろす。
「だから明日は任せた。なにかあったら直ぐ助けに行く」
ウォヌくんの言葉は力強く、私の背中を押してくれる。
対等であるような気がした。
「うん、お願い」
何より私にはそれが嬉しかった。
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yui(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます！すみません、私のやり方が悪かったみたいで1がシリーズ一覧に出てこないのです(泣)お手数ですが、作者の作品一覧から飛んでいただけますと有難いです！ (2020年6月8日 21時) (
レス) id: b7a9992a65 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - あのこれって、「それは誰が為に2」となっておりますが、シリーズ1ってないんですか？シリーズ連載中のところを押しても2から始まるんです((長文すみません★てへぺr…((((( (2020年6月8日 19時) (レス) id: edee17033c (このIDを非表示/違反報告)
yu-i(プロフ) - ひまさん» コメントありがとうございます！我らがマンネはいつもイケメンですよね！！ (2019年11月27日 11時) (レス) id: c69704419e (このIDを非表示/違反報告)
ひま - いやーチャニイケメンすぎやわ〜今回も最高でしたー (2019年11月26日 22時) (レス) id: 22433977db (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ですよねー！いやあ、96s尊い… (2019年11月16日 13時) (レス) id: 7ddd2a9a14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2019年9月17日 16時
