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「キムジヒョンとチャニョルって奴が繋がってるんだとしたら、そいつの会社に乗り込めば良い話しじゃん」
「ミンギュや…」
ずっと黙って話しを聞いていたミンギュくんの意見にソクミンくんが残念そうにミンギュくんを見る。
「なんだよその顔は」
「そんな簡単な話しじゃないって…」
「いや、意外にアリだと思う」
珍しくジフンさんが賛同するものだからミンギュくんが、ジフニヒョン!と喜ぶ。
「近々キムジヒョンが経営してる会社の方で新商品の発表と共にパーティーが開かれる。その時に潜入して何か尻尾を掴めればこっちのもん」
「問題は誰が行くか、かな」
スンチョルさんの言葉にしーんと辺りが静まり返る。
今回は下手をしたら命に危険が及ぶ任務だ。
「俺が行く」
一番最初に手を挙げたのはウォヌくん。
そして次にスニョンくん、私、チャンくんと順に続く。
あの場にいた人達はきっとみんなあの悔しさを忘れられない。
「悪ぃけど、ウォヌとスニョンはナシだ」
「は!?なんで!!」
ジョンハンさんに断られたスニョンくんが声を荒らげる。
「お前らはキムジヒョンに顔がバレてる。その代わり何かあった時の為に会場近くに待機しててもらいたいんだよ」
「………」
ぐっと、ウォヌくんが力強く拳を握ったのがわかった。
見兼ねたジョンハンさんが、その代わり俺が行く。と立候補する。
それにスンチョルさんは静かに頷いた。
「潜入はジョンハンをリーダーとしてチャン、Aの3人で行こう」
「ヒョン、3人じゃちょっとキツくない?俺も行こっか?」
「いや、お前はちょっと目立つかな色々と…」
ミンギュくんがパーティーに現れたら確かに目立つかも。このビジュアルに高身長、どこの芸能人だと思われるだろうな。
いや、ジョンハンさんだってかっこいいし、チャンくんも可愛いから心配なのだが…。
それに。とスンチョルさんは言葉を続けた。
「人数が多いと相手側にバレる可能性が高くなるからね。今回は少数精鋭で挑もう」
「(…少数精鋭…)」
ミンヒョクくんの為にも必ずキムジヒョンとチャニョルの関係性を探り出さなければいけない。
失敗は許されない。
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yui(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます!すみません、私のやり方が悪かったみたいで1がシリーズ一覧に出てこないのです(泣)お手数ですが、作者の作品一覧から飛んでいただけますと有難いです! (2020年6月8日 21時) (レス) id: b7a9992a65 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - あのこれって、「それは誰が為に2」となっておりますが、シリーズ1ってないんですか?シリーズ連載中のところを押しても2から始まるんです((長文すみません★てへぺr…((((( (2020年6月8日 19時) (レス) id: edee17033c (このIDを非表示/違反報告)
yu-i(プロフ) - ひまさん» コメントありがとうございます!我らがマンネはいつもイケメンですよね!! (2019年11月27日 11時) (レス) id: c69704419e (このIDを非表示/違反報告)
ひま - いやーチャニイケメンすぎやわ〜今回も最高でしたー (2019年11月26日 22時) (レス) id: 22433977db (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ですよねー!いやあ、96s尊い… (2019年11月16日 13時) (レス) id: 7ddd2a9a14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yui | 作成日時:2019年9月17日 16時