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？？？ side
昔から何をするにも上手くいかないタイプの人間だった。
長所はなんだと、問われても答えに詰まってしまう。
そんな自分の人生が酷く嫌いだった。
誰かの為にも、自分の為にもなり得ないそんな人生。
『君が必要なんだ。僕に協力して欲しい』
ジヒョン。
お前の言葉に、俺は心が満ち足りた。
初めて誰かに必要とされた。
どんなに辛い実験でも耐えた。
己が能力を強くする為、ジヒョンの望みの為。
俺はお前の為に邪魔な者を排除しよう。
お前の目指す道を守るため…俺はなんとしてでもーーー。
ーーー
『作戦を開始するよ』
ぱったりと動きを止め自己修復に努めてるであろう怪物に、仕掛けるなら今だと踏んだスンチョルさんはみんなに指示をしベクヒョンと所定の位置につく。
まだ多少体力が残っているジョンハンさんとウォヌくん、スニョンくんが囮役として奴を翻弄している間にスンチョルさんとベクヒョンが核を破壊する。
簡単なようで難しいこの作戦が上手くいくよう、私は祈ることしか出来ない。
通信機はジフンさんからオープン設定にしてもらい、常に声が聞こえる状態になった。
『スンチョル、頼んだぞ』
『了解』
その言葉を合図にジョンハンさんが能力を発動させた。
地面が揺れ動く。瓦礫などが宙に浮く中、ベクヒョンを抱えたスンチョルさんが足場としてそれを使い、器用に渡っていく。
『来るぞ！』
それと同時に奴は複数のソレを放ってきた。
まだ自己修復の途中なのか数はさっきと比べると断然に少ない。
『獲物はこっちだ…！』
ウォヌくんはそう言うと鋭利な氷の刃を作り、狙いを定めてそれを飛ばした。
狙い通り命中したおかげで、大多数のソレはウォヌくん達をターゲットとして定める。
1本ずつ確実に仕留めていくウォヌくんの近くでスニョンくんは縦横無尽に駆け、ウォヌくんに近付こうとするソレがいようとすれば鋭い牙と爪で攻撃をする。
「ヒョン達は凄いよ…僕と同じで疲れてるはずなのに…」
出来るだけ離れた場所から全体の状況を見守っている私とチャンくん、チャニョル。
チャンくんが悔しそうな声音で呟いていた。
その気持ちは痛いほどわかる。
何も出来ないって、やっぱり辛いものだ…。
「おい…アレ…やばくないか？」
「…え？」
チャニョルが指差す方向に私は視線を向け、その光景に瞠目した。
「…そんなの！！」
「ヌナ！！」
引き止めるチャンくんの声も無視して私は駆け出した。
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yui(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます！すみません、私のやり方が悪かったみたいで1がシリーズ一覧に出てこないのです(泣)お手数ですが、作者の作品一覧から飛んでいただけますと有難いです！ (2020年6月8日 21時) (
レス) id: b7a9992a65 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - あのこれって、「それは誰が為に2」となっておりますが、シリーズ1ってないんですか？シリーズ連載中のところを押しても2から始まるんです((長文すみません★てへぺr…((((( (2020年6月8日 19時) (レス) id: edee17033c (このIDを非表示/違反報告)
yu-i(プロフ) - ひまさん» コメントありがとうございます！我らがマンネはいつもイケメンですよね！！ (2019年11月27日 11時) (レス) id: c69704419e (このIDを非表示/違反報告)
ひま - いやーチャニイケメンすぎやわ〜今回も最高でしたー (2019年11月26日 22時) (レス) id: 22433977db (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ですよねー！いやあ、96s尊い… (2019年11月16日 13時) (レス) id: 7ddd2a9a14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2019年9月17日 16時
