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大事だからこそ自分を犠牲にしてでも守りたい。
大事だからこそその人には生きてて欲しい。
その気持ちがわかるからこそ、私はその気持ちを否定は出来ないんだ。
「チャニョル」
「危険すぎる…そんなの」
ふらふら立ち上がるチャニョルを支える。
「チャニョル、落ち着いて」
「なんで、だよ…なんで、お前がやらなきゃ…」
「あのさ、チャニョル。この状況だから言うけど…」
チャニョルの言葉を遮ってベクヒョンはぽつりと言葉を紡ぐ。
それは今まで言えなかったベクヒョンの気持ち。
「僕はいつもチャニョルやセフンに守ってもらってばっかりだった。それが…悔しくて辛かったよ。
僕の存在が2人の足枷になってるんだって。そう思ってたから」
まぁ、今でもそれは変わらないけど。と自嘲気味に笑うベクヒョンにチャニョルは泣きそうな表情だった。
「アイツの指示で君に怪我をさせた。まだアイツの声が頭の中に響くんだ。
自分が自分じゃなくなる。そんな感覚だよ。いつまた、ああなるか分からない。だから、そうなる前にお願い」
ベクヒョンはチャニョルに微笑む。
「チャニョル、一度でいいから君の役に立ちたい」
揺るぐわけがない。
これはベクヒョンの意志だ。
家族を守る為に決めたこと。
「チャニョル…一緒だよね」
私はチャニョルに向け諭すように声を掛ける。
「君がベクヒョンを守りたいって気持ちとベクヒョンが君を守りたいって気持ちは一緒なんだよ」
「……っ」
ぐっとチャニョルは拳に力を入れた。
わかるからこそ、君もその気持ちを否定することは出来ないよね。
でも大丈夫だよ、チャニョル。
「任せて。俺が絶対にベクヒョンを守るから」
スンチョルさんは強い眼差しでチャニョルを見つめる。
私達には頼れる人達がいることを忘れちゃいけない。
「って、さっきまで捕まってた奴がよく言うよね」
あはは〜。と呑気に笑うスンチョルさんにジョンハンさんは呆れていた。
「頼むからビシッと決めてくれ…」
「まぁ、スンチョリヒョンらしいけど…」
チャンくんまでも呆れ顔に。
リーダーの威厳が危ういです…スンチョルさん。
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yui(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます！すみません、私のやり方が悪かったみたいで1がシリーズ一覧に出てこないのです(泣)お手数ですが、作者の作品一覧から飛んでいただけますと有難いです！ (2020年6月8日 21時) (
レス) id: b7a9992a65 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - あのこれって、「それは誰が為に2」となっておりますが、シリーズ1ってないんですか？シリーズ連載中のところを押しても2から始まるんです((長文すみません★てへぺr…((((( (2020年6月8日 19時) (レス) id: edee17033c (このIDを非表示/違反報告)
yu-i(プロフ) - ひまさん» コメントありがとうございます！我らがマンネはいつもイケメンですよね！！ (2019年11月27日 11時) (レス) id: c69704419e (このIDを非表示/違反報告)
ひま - いやーチャニイケメンすぎやわ〜今回も最高でしたー (2019年11月26日 22時) (レス) id: 22433977db (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ですよねー！いやあ、96s尊い… (2019年11月16日 13時) (レス) id: 7ddd2a9a14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2019年9月17日 16時
