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気持ちを、切り替えろ。
私は自分にそう言い聞かせた。
「やっっっと解析が終わった！」
嬉々としてモニタールームに入ってきたジフンさんに私を含めて他の人達も一斉に視線を向ける。
今後どう動くか、残っている人達みんなと話し合っていたところだ。
「解析って、ヒョンなんの？」
ソクミンくんがこてんと首を傾げる。
ジフンさんが持ってる四角い機械には見覚えがあった。
「それって確かあの時スンチョルさんが壊したって話してた…」
チャニョルとセフンがあの日街のあちこちに置いてたらしい機械だ。
「そうそれ。壊したやつを回収したのは良いけど上の連中が全部処分するだの言ってたから一つだけ勝手に拝借したんだ」
「いつの間に…」
抜け目のないジフンさんにスンチョルさんは苦笑いをしていた。
でもそのお陰でわかったことがあるようだ。
「この機械どうやら通信妨害以外に断続的にある一定の脳波を放ってることがわかった」
「脳波…？」
私の復唱を肯定するかのようにジフンさんが頷く。
隣でスンチョルさんが、…なるほど。と何かを瞬時に理解したようだった。
「それなら合点がいく。街の至る場所に置いてあった理由が。数からにして集団催眠を企ててたのかもしれない」
「恐らく。ま、なんで集団催眠を企ててたのか理由は後で考えるとして、これ見て」
ジフンさんはパソコンのデータをモニターに映し出す。
そこにはとある男の写真が写し出された。
「この人は？」
「そいつがキムジヒョンだ」
チャンくんの問いに答えたのはタイミングよくモニタールームに入ってきたジョンハンさんだった。
その後に続いて入ってくる人物に私は目を見開く。
「ウォヌくんにスニョンくん…」
どうして2人が？と思っているとウォヌくんと目が合う。
「組織に協力することになった。一時的にだけど」
「俺は嫌だったけど、ウォヌが…」
不機嫌そうなスニョンくんに比べてウォヌくんはいつも通りの無表情だった。
隣でチャンくんが、うーん…。と唸っている。
「ヒョン、キムジヒョンって孤児院を買収しようとした奴ですよね？」
「あぁ、そいつがあの火野郎と繋がってる可能性があるってわけだ」
ジョンハンさんはどこか確信めいた口調でそう言う。
霧がかっていた今の状況に何となくだけど、光が見えてきた気がした。
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yui(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます！すみません、私のやり方が悪かったみたいで1がシリーズ一覧に出てこないのです(泣)お手数ですが、作者の作品一覧から飛んでいただけますと有難いです！ (2020年6月8日 21時) (
レス) id: b7a9992a65 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - あのこれって、「それは誰が為に2」となっておりますが、シリーズ1ってないんですか？シリーズ連載中のところを押しても2から始まるんです((長文すみません★てへぺr…((((( (2020年6月8日 19時) (レス) id: edee17033c (このIDを非表示/違反報告)
yu-i(プロフ) - ひまさん» コメントありがとうございます！我らがマンネはいつもイケメンですよね！！ (2019年11月27日 11時) (レス) id: c69704419e (このIDを非表示/違反報告)
ひま - いやーチャニイケメンすぎやわ〜今回も最高でしたー (2019年11月26日 22時) (レス) id: 22433977db (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ですよねー！いやあ、96s尊い… (2019年11月16日 13時) (レス) id: 7ddd2a9a14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2019年9月17日 16時
