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元々夜ってこともあるし人気が少ないのはわかるんだけど、人気が少ないってレベルじゃないですわ。
これ全然人がいないですわ。
「一つ聞いてもいいですか？」
「なに？」
「私達以外人を見掛けないですけど…」
「あ〜…それは〜…」
途端に目が泳ぐジュンさんに、あ、大丈夫です。と断りをいれた。
多分答えられない系の質問をしちゃったみたいです。
えぇ、めっちゃ空気読みました。
苦笑いを浮かべながら視線を前に向ける。
と、前方に人影を発見。今の状況下だけに違和感しかなかった。
「ジュンさん…」
「どうかしたA？」
「あそこに…人が」
えっ。と私が指差す方向に顔を向けたジュンさんは人影を確認するなり眉間に皺を寄せた。
その人影もこちらの存在に気付いたようだった。
「なんだ…セフンじゃないのかよ。アイツ何やってんだ？」
カツンカツン、と音を鳴らしてこちらに近付いてくる長身の男に息を呑む。
ジュンさんも身長が高いけどそれ以上かもしれない。
「で、アンタらは組織の人間？」
「そこ通してもらえる？僕達そっち側に行きたいんだ」
「質問してんのは俺なんだけど？」
男の不快そうな声にジュンさんが私を背中へと隠す。
「もしかしてその子一般人？アンタらの仲間って感じじゃないよな」
ジュンさんの背中から顔だけ出して長身の男の様子を伺う。
よくよく見てみるとその人もジュンさんやジョンハンさんと一緒でめちゃくちゃかっこいいんですが。
さっきから会う人みんな顔が整ってるってどういうこと？
平々凡々な私への当てつけ？
私が馬鹿なことを考えている一方でジュンさんは低い声で相手を威嚇していた。
「この子に手を出すな。関係ない」
「あ〜…それを決めんのは俺だよ」
くいっとこちらに向けられた右手。
長身の男が笑った気がした。
「A！！」
ジュンさんが私の名前を叫んだのと同時に私とジュンさんの間に火の手が上がる。
ひっ。という短い悲鳴が出た。
怖い、というよりこれは普通に驚く。
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yu-i(プロフ) - ひづるさん» コメントありがとうございます！もしかしたらア○パンマンのアンパンチで記憶が飛ぶ可能性があるのでは…？と一瞬思ってしまいました(笑)でも確かに流石に顔は消すことは出来ないですよね。 (2019年9月18日 6時) (
レス) id: a70fd5c8f2 (このIDを非表示/違反報告)
ひづる - へー！スングァンって人の記憶任せるの！？さっすがアンパンまn…※あんぱんマンは人の顔を消すことができないと思います☆ (2019年9月17日 23時) (レス) id: 522681dc38 (このIDを非表示/違反報告)
yu-i(プロフ) - (名前)レンさん» コメントありがとうございます！ジュンくんは優しさの塊として表現出来ればいいなぁと思いながら書いてます。これからも主人公に甘いジュンくんをよろしくお願いします。 (2019年9月12日 11時) (レス) id: 1690acf068 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)レン(プロフ) - この作品すごく好きです〜！じゅんぴ優しくてきゅんきゅんする〜！！ (2019年9月11日 21時) (レス) id: 7ddd2a9a14 (このIDを非表示/違反報告)
yu-i(プロフ) - 相田さん» コメントありがとうございます！面白いと言ってもらえてとても嬉しいです。スンチョルさんようやく登場出来ました。今後の彼の活躍を楽しみにしていて下さい。 (2019年9月6日 6時) (レス) id: 1690acf068 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2019年7月28日 13時
