同じ空のした ページ9
ある日の前日____俺はある場所に向かっていた。
古い建物を前に、足が止まる。
建物の最上階からひとつひとつ目線を下げて、最後にふぅっと息を吐いた。
歴史を感じる建物に、身の引き締まる思いでいっぱいだったんだ。
「よしっ！」
そう言って気合を入れて、2階の3番窓口へ向かったんだ。
やっぱり___こういうのって緊張するもんだね。
窓口に、戸籍課の文字を見てまた緊張が増して…
「あ…の…」
完全に声が小さくなっちゃってるし(笑)
「はい？今日はどのようなご用件ですか？」
「あの…ですね…婚姻届を頂きたくて…」
「婚姻届ですね。こちらになります」
さらりと目の前に婚姻届が差し出された。
「ありがとうございます…」
受け取る手が少し震えていることが、自分でも可笑しい。
「…(笑)こういうのって緊張しますね。」
役所の人は、ふっと笑いこう言った。
「特別なものですからね」って。
「はい…」
特別なものなんです。
さっさと婚姻届だけ受け取ればいいのに、俺なに余計な事話してんだろ？
さっきまでの緊張とは打って変わり____婚姻届を貰った嬉しさで饒舌になっていた。
こんなことしてないで早く持って帰らないとね。大切にケースに入れてっと____
「あっ！」「はい？」
「あの…失敗するといけないんで2枚頂けますか？」
意外に用心深い性格な俺(笑)
だって、これで書くの失敗して明日に出せないってなったら大問題だから。
念には念をってやつ____
カバンに婚姻届を折れないように、大切に入れた。
外に出ると、さっきの緊張が溶けて___
青空がさっきより、一段と綺麗に見える。
そして、俺は空を見上げながら、一本の電話を入れたんだ。
それはね___同じ空の下にいる…両親へ。
______長いコールから出たのは…やっぱり
「もしもし？オンマ？」
「ソンジェや〜元気だった？」
「うん、変わらずね。アッパは？」
「アッパは、友達と飲みにいくってさっき出掛けたのよ…それでね…」
ここからは、数分オンマの話が続くのはいつものこと。
一通り話し終えると満足したみたいで(笑)
「あれ？ソンジェなんか用があったの？」
「…うん。かなり大事な…あのさ、いま役所で婚姻届貰ったんだ」
オンマには、以前からこの日に入籍したいって伝えてあったから、びっくりする様子もなく
「ソンジェおめでとう…Aちゃんのこと大切にしてあげなさいね。」
「うん、大切にする…あとさ…」
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milky☆tea(プロフ) - しぽりんさん» しほちゃんコメントありがとうpqしほちゃんに、そう言ってもらえて本当幸せです(*^^*)これからも読んで貰えたら嬉しいなぁ^^ (2015年9月27日 19時) (
レス) id: afa26610c0 (このIDを非表示/違反報告)
しぽりん(プロフ) - みるくちゃん。すごく面白かったよ。まだまだ続きが読みたくなりました。 (2015年9月27日 13時) (レス) id: 27c2cc360d (このIDを非表示/違反報告)
すわん(プロフ) - milky☆teaさん» やった ☆ これからよろしくね !! (((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2015年1月16日 13時) (レス) id: 586fae90ea (このIDを非表示/違反報告)
milky☆tea(プロフ) - すわんさん» すわんちゃんあんにょん^^はぁーい、敬語なしで気軽に絡んでねん^^よろしくねっ！ (2015年1月16日 2時) (レス) id: afa26610c0 (このIDを非表示/違反報告)
すわん(プロフ) - milky☆teaさん» じゃあ、みるくちゃんにします !!!! 良かったら、敬語なしにしませんか？？ ☆ (2015年1月14日 23時) (レス) id: 586fae90ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milky☆tea | 作成日時：2014年10月24日 17時
