ミス。YOU SIDE ページ23
久々に、仕事で大きなミスをした私は…
社内に戻ってきてすぐに部長に、報告した。
すみませんでした＿＿
深々と頭を下げる側で…
ソンモくんが
「いや、これは僕が…」
と言いかけた時
「いえ、これは私の不注意です。申し訳ありませんでした」
「Aさん…」
部長が苦い顔をしているだろう…っていうのは、見なくてもわかっていた。
頭を上げれない私は…部長の去りゆく足元をただただ見つめるだけ。
ソンモくんは
「Aさん…今回のは相手側にも問題があったと」
「ううん…私がちゃんと渡させれた書類を見ていなかったから」
「そんな事、ありません。僕は…この結果が信じられません」
新プロジェクトを立ち上げて、やっとの事で大手企業からもいい感触を受けた矢先の事だったのに
私の小さなミスから、話は破談になり＿＿まとまっていた話が白紙に戻されてしまった。
自分のディスクに戻ってから、何度も読んだ書類にまたもう一度目を通していると
隣のディスクにいたソンモくんの手が伸び、両手に握っていた書類をさっと奪い取られてしまう。
「Aさんは何度も読んでるし、もう読む必要はないです。」
「えっ…？」
「僕らは、精一杯やったし…Aさんが落ち込むのも、自分を責めるのもやめてください」
「ソンモくん…」
「僕のいう事、説得力ありますよね？」
そう言って眉尻を下げて微笑んでいる。
ここ何年も一緒に仕事をしてきている、ソンモくんにはいつも助けられて…
「ソンモくん…ありが…と」
「ありがとう…もいりませんよ？」
そう言って、破談になった書類をクシャッと丸めた。
「また、一からはじめれば…いいだけです」
「うん…」
そう、一から…
ソンモくんから言われた言葉を何度も何度も繰り返して
言い聞かせてみる。
それでも、社内に戻って来てから、仕事が終わるまで＿＿
気持ちは落ち込んだままだった。
帰り道でも、今日の事を振り返っていて＿＿どこかボーとしてたみたいで…
そしたら、
「Aさんっ！」と呼び止められて振り向くと
「あっ、ソンモくん！」
「あっ、ソンモくん！じゃないですよ」
気づくとソンモくんに右腕をしっかり引っ張られていた。
ソンモくんが指差す方向には、大きな看板が…
「あは、おかしいな…こんな大きな看板に気づかないなんて笑」
「僕が引き留めてなかったら、今頃たんこぶ作ってましたよ？」
「だ…よね…」
ジャガイモがないカレー。YOU SIDE→←みるく色のお風呂場。
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milky☆tea(プロフ) - しぽりんさん» しほちゃんコメントありがとうpqしほちゃんに、そう言ってもらえて本当幸せです(*^^*)これからも読んで貰えたら嬉しいなぁ^^ (2015年9月27日 19時) (
レス) id: afa26610c0 (このIDを非表示/違反報告)
しぽりん(プロフ) - みるくちゃん。すごく面白かったよ。まだまだ続きが読みたくなりました。 (2015年9月27日 13時) (レス) id: 27c2cc360d (このIDを非表示/違反報告)
すわん(プロフ) - milky☆teaさん» やった ☆ これからよろしくね !! (((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2015年1月16日 13時) (レス) id: 586fae90ea (このIDを非表示/違反報告)
milky☆tea(プロフ) - すわんさん» すわんちゃんあんにょん^^はぁーい、敬語なしで気軽に絡んでねん^^よろしくねっ！ (2015年1月16日 2時) (レス) id: afa26610c0 (このIDを非表示/違反報告)
すわん(プロフ) - milky☆teaさん» じゃあ、みるくちゃんにします !!!! 良かったら、敬語なしにしませんか？？ ☆ (2015年1月14日 23時) (レス) id: 586fae90ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milky☆tea | 作成日時：2014年10月24日 17時
